そこそこ
日本人は私を含めて曖昧がスキ(^_^;んで、ついつい使ってしまう「そこそこ」(類義語も含む)という言葉。「あ、そこそこ!そこがかい~の」という「そこそこ」ではありません。念のため・・・ え?では何かって? ある楽器店に来たお客さん。私の隣で店員さんに「なにせ始めたばかりなので、そこそこの楽器でいいんです・・・」と言いながら予算を伝えていた。私は心の中で突っ込んだ「オイオイ(^_^;それじゃわかんねぇーよ!」 もし、貴方がジャズを始めたいと思って楽器を買うとしたら、どれくらいの期間やり続けますか?半年、数年、学生時代、独身時代、一生、とりあえず飽きるまで? 「いやぁ、分かんないから、そこそこの楽器で・・・」またかよ~~。 弘法は筆を選ばずとは達人の領域に達した人の言う言葉。弘法以外の人は筆(楽器)を大いに選ぶべきだと思う。そして付随する硯(マウスピース)や文鎮(リード)にもこだわった方が良いと思う。 ただし、この考え方にはダークサイドがある。(^_^;「自分の技術と努力のなさを”物”のせいにする」ということだ。精進なくして進歩無し。呉々も楽器&アイテムのダークサイドにはまらないように、しっかりした価値観で「そこそこ」ではなく「これとこれ」という明確な意見を言いながらジャズにのめり込んで行きたい。