東京JAZZの感動(3)
引き続き東京JAZZのビデオを見ている。以前にビデオで見て知っている「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」のステージ。オマーラ・ポルトゥオンドの歌声に圧倒された。72歳で現役のボーカリスト。1時間を越えるステージを、時に優しく、時に悲しく歌い上げる姿に感動した。 圧巻は「ベサメムーチョ」言葉も意味も分からないけれどなんと切なくなんと悲しい歌声か・・・胸が締め付けられるような悲しさが全身を覆ったかと思うと涙が溢れ出た(まさしく滝のように)。 若手のピアニストとのデュオでの歌声だったが、曲が終わってピアニストが彼女の前に跪き、手にキスをした。音楽家冥利に尽きる瞬間だったのだろう。 あの瞬間をリアルタイムで経験できた聴衆は幸せだったと思う。羨ましい限り・・・