昨今のこと
夏は居座るかの様な態度を見せていたのに、あっという間に旅立っていった。散々暑苦しい態度で居座っていたのに、この引き際は何だろう。 秋は秋で、来る来ると言いながら、なかなか顔を見せず北の方でのんびり過ごしていたようだが、今週になって急に足を速めてやってきた様だ。 そんな中、自分を取り巻く世間では、いろいろなことが起こっている。 四方を海に囲まれている日本には、明確な国境線と言うものがない。だから国境と言うものへの関心が薄い民族なのかも知れない。 大陸の人たちは、目に見える形で国境線があり、検問があり、ここから先は他国なのだと言う実感が出来るから、自国の領土については執着心と言うか、自然発生的な愛国心と言うかそのような精神が何世代もの時間をかけて培われて来ているのかも知れない。 昨今の領土問題は、この意識の差が大きく出ているような気がしてならない。 それにしても、今朝のニュースで見た野田総理の国連演説は至極もっともな話で、これに対して反論・批判をしている中国においては、話の根拠が曖昧で説得力にかける気がする。 簡単な話、中国は地球の何分の1かの広大な土地を持ち、12億人が暮らしている国。日本は、少なくとも中国の10分の1以下の土地に中国の10分の1の人が暮らしている国なのだ。論理的主張は学者や専門家に任せるとして、一般人の発想として、恫喝にも似た言動、行動でガタガタ言うなと思うところ。韓国も、大統領の人気取りに乗せられて実効支配をしても仕方がないと思うのだが。北が動き出したときに、竹島が自国領土だといろいろ不便だと思うのだけれどね。 つらつらと書いてしまったが、今回の問題は本当にほんの一部の人たちの行動だと思う。経済的に互恵関係にある国同士が争っても何の利益もない。両方が損をするだけだ。 話はそれてしまうが、今の中国はイデオロギーも何もない看板だけが残った共産主義国だと思うし(そうでなければ、貧富の差がこんなにひらくハズがない)、今更降ろせない看板を持って結構一杯一杯なのかも知れない。だからどうしてもムキになるし、イライラを募らせるし・・・ 最後に、これはあくまでも全くの私見であり、単なるつぶやきですので、悪しからず。