楽器の主治医
楽器の調整は大切だと思う。若い頃はお金もなく、かなりの間を空けて(つまりは本番前にw)調整を頼んでいたが、酷い状態になっていたりすると調整修理が間に合わないという悲惨な状況になったりもした。 最近は少々余裕が出来たので早めに点検調整が出来るようになったが、こうなると次は楽器の主治医探しになる。 地方に住む身としては都内の超有名店に持ち込むのも往復の時間や距離を考えると二の足を踏んでしまう。かといって今便利な宅配便となると輸送時の取り扱いが(多分大丈夫なのだろうが)不安で(;'∀') そして何より、地方に全てを任せることのできるリペアマンはごく少数だ。一応の調整は出来るが「その一歩先」というか、プレーヤーの思うところにストンと調整を落とし込んでくれる技術者はなかなかいない。こちらの意図を伝えるとあからさまに嫌な顔をする人とか・・・多い(経験多数w) 楽器人口も増えて、それなりに(それなりの)調整をしていれば、そこそこ食べていけるのかも知れないが、芸術を創造する物の調整だということを忘れて欲しくないなと思う。 私の場合、ここ数年は少々?の無理も聞いてくれる優秀な方とお会いできたので一安心しているが、そういう人は例外なく忙しいし・・・このジレンマとの戦いは続きそうだ。