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テーマ:舞台(13)
カテゴリ:ラジオドラマ
昭和46年のラジオドラマが聴けた。主役は、故蟹江敬三。ゲンセンカン主人がからんだ幻想的ドラマで、絵のない音でよけいに絵を思った。
「つげ義春の温泉」と言う漫画とエッセイ集の中に次の文があった。 「田舎に住むことについて「家のものは、何かにつけて逃避的で世間をせまくしているこちらの性根を見透かして乗ってこない。」」と。ドラマを聞いて少し似た気分にもなった。 昭和46年近くに作られた小編がいくつか同書に収録されていて、登場する温泉は、木賊温泉、玉梨温泉、西山温泉などがある。これらは会津の南の山深いところにあり、谷筋を進む只見線の風情を思いだした。ドラマでは、日本海沿いの温泉が舞台のようだが、自粛解除したらまた只見にとの思いがつのる。 ゲンセンカンは、群馬から新潟にぬける三国街道にある湯宿温泉の大滝屋に宿泊しながら取材して書いたと同書にはあったのだが、このドラマでは、上野から鉄道で日本海まで行ったところが舞台になっていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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