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吉備高原の西側部分の台地は、広島県東部にまで広がっていて、高梁川の支流の成羽川に合流する帝釈川がその台地を開析して、渓谷美が作られているらしい。その岩の造形の中でもとりわけ巨大な雄橋(おんばし)は、天然橋として国の天然記念物になっていて、訪れる人は多い。
帝釈峡のあるこの地域には、川と岩がつくりだした「岩陰」があり、「岩陰」とは、岩が前にせりだして高い屋根となり、日当たりのよい川辺のテラスのようなものらしい。そのテラスには旧石器時代から人が生活し続け、寄倉(よせくら)岩陰遺跡では、縄文時代から室町までの堆積層が昭和30年代後半から発掘され、淡水の貝塚、土器、獣骨、そして人の骨が出土したと。帝釈峡遺跡群の中には、先土器時代の痕跡が確認された遺跡もあるらしい。 雄橋は、生活路として実用されていた時代もあったらしいが、今は、多くの人が訪れる観光地となっている。いずれにしても、この流域は、太古から現代まで人が絶えぬ地域ということらしい。 少し下流の渓谷には、大正時代に電力を賄うために作られたダムがあり、自然豊かなこの地域には、太古から現在までの人の営みの歴史が詰まっているらしい。 高梁川とその支流には、瀬戸に流れ込む河口から上流にいたるまで様々な歴史が詰まっている。 24吋別窓表示 24吋別窓表示 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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