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カテゴリ:花
宍粟から高梁川をわたり、正木山の北の谷を進んでゆくと、山桜が谷の向かいに散開していた。
鶯の声が谷に響きわたっていた。この斜面の上に正木山山頂があり、麻佐岐神社の磐座様があるはず。延喜式にある社だそうで、千年以上前から社格のある神社らしい。この尾根を東に降りていくと一丁𡉕(いっちょうぐろ)古墳群が稜線上にあり、古墳時代の西暦4から5世紀にかけての多数の古墳が発掘され、埴輪や須恵器が出土したらしい。さらにその先には、備中兵乱で小早川隆景の軍と闘った三村勢の荒平山城跡がある。 この美しい山桜はいつ頃から咲き始めていたのだろう。千年にわたる姿なのだろうか。 この先の急峻な道を登っていくと平坦な台地にでて大野の集落があり、そこをぬけて谷を下ると美袋と玉島をつなぐ美袋往還にでる。戦国時代、毛利の軍勢が攻め上がってきた街道らしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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