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テーマ:スバル車と一緒。(604)
カテゴリ:車
東名阪を長距離走ってみると、プロドライバーは燃費のよい運転をしているもんだとつくづく思う。
道路上では優秀な運転がなされているのに、ジャストインタイムの生産・物流の進展にともない納品時間に合わせた輸送スケジュールが要求され、サービスエリアで時間待ちをするトラックがあると聞く。加えて、高速道路会社は、利用車両の昼夜の平準化の観点から、零時から四時までの間にいっときでも高速道路内にいれば、高速料金を3割引く深夜割引制度を設けて、深夜利用の促進をはかっている。 その結果、平日の夜は、東名阪のどこのサービスエリアもトラックで溢れかえり、多くのドライバーがSAで夜明かしして道路料金を節減している。駐車中、アイドリングするトラックが冷凍車に限らず多い印象も受ける。 駐車場所の逼迫、溢れた車両の入出路への駐車によるリスク増、アイドリングの排ガス増、高速道路内滞留時間の増大による利用可能車両容量の減など、負の面が気にかかる。一方で、深夜に睡眠休憩をとるようになってドライバーの健康管理上はよいのかもしれないが、拘束時間が長時間化してしまい処遇・労務問題が生じているようなことはないのだろうか。 役所がトラック隊列走行システムを推進していて、2018年には新東名で実証実験を行い、それを踏まえたシステムの仕様が、トラック隊列走行システムの国際標準として、今年、発行したらしい。太陽光発電のようにツールや手法が先行して、手段が目的化して社会トータルでみると害悪になるようなこともあり、トータルの社会システムとしての構想になっているのだろうか。発着地の用地確保・施設運用、ドライバーの配置・運用、異業種・企業間の連携、一般車両への影響と対策など、課題解決を順序立てたトータルな社会システムとして計画されれば、深夜のSAの異様さを少しは軽減できるような気もするが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 24, 2022 11:11:02 AM
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