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テーマ:温泉について(1677)
カテゴリ:温泉
出雲國風土記(天平5年(733)成立)にある温泉と。現在の湯屋は湯乃上館が所有するもので源泉は自噴、加水なし、加熱なしでポンプでひいてきていると。その源泉以外にも何か所か自噴していて、川原には野湯が設けられていたそうだ。この斐伊川は、この地域では漆仁(しつに)川と呼ばれたらしい。
千数百年、自噴しているということになるらしい。昔から効能があり、出雲國風土記には、玉造温泉は「神湯」とかかれていて、こちらは「薬湯」と記載されていると。 さらっとした滑らかな肌触りの湯で温度も丁度よく、勢いよくかけながされ、とても気持ちよかった。毎日、朝8時から掃除されていて湯はとてもきれい。 古代人もたしなんだ湯と思うと、同じ体感を古代人と共有したことになるのかも。面白い。 島根県立図書館しまねデジタル百科の文化14年(1817)写本より 「通道(かよいぢ)。 飯石郡(いいしぐん)の堺である漆仁川(しつに)のほとりに行く道は、二十八里である。川のほとりに薬湯(くすりゆ)がある。一度浴びれば身体はやすらかになり、再び浴びればどんな病気も消え去り、老若男女、昼夜休まず、行列を作り通い、効き目がないということがない。だから、土地の人は名付けて薬湯という。ここには正倉(しょうそう)がある。」リンク先:出雲国風土記現代語訳より なお、28里は古代では15Km相当らしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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