今度は左目が網膜剥離になってしまいました。2019年11月にも同じ病いで病気に担ぎ込まれたことを思い出します。幸い10月18日に手術は終わり、病室で右目だけでこれを書いています(iPad mini)。前回と今回は同じ網膜剥離ですが症状の出方は全くちがいます。前回の方が重症で、全面飛蚊症でものが全く見えず、出血もありました。今回は長い飛蚊が1本と、下半分に黒い影、だからものは見えます。前回は執刀医が名医で手術は1時間強、今回は2時間強かかりました。ただ、前回は手術器具がそのまま見えてすごい恐怖心があり、痛みもひどかったのですが、今回は我慢できるだけの痛みで済みました。
ブログでも網膜剥離に書かれてないか見てみたのだがこれがありません。以下は、前回病室で書いた回復過程の記録です。
網膜剥離になった人は、このうつ伏せ生活が、ずっと続きます。食事や洗面、お風呂以外はずっとうつ伏せ生活です。うつ伏せとは、おへそが見えるくらいに首を曲げるのです。また、病室には「うつ伏せ枕セット」(正確には何と言うか分からない)があり、入院中は食事、洗面、入浴以外はずっとこのセットで寝て暮らすのです。だから、iPhoneやiPadとAirPodsは欠かせないのです。テレビもありますが、うつ伏せでは見られないからです。
以下は、診察や点眼時に眼帯を外した時の記録です。
14日手術 右下半分9割見えず残り1割見える
15日朝 右下半分8割見えず残り2割明るさだけ
15日15時 ぼんやりと両手が見える
16日11時 ほんの少しだけはっきりしてきた
16日17:00 ちょっと回復、水の中から水面を見ている様な感じ。目を動かすとはっきり見えるポイントもある。上方部が揺れている。これは明らかに水分だ。
17日7:00 少しずつ良くなっている
17日11:00 上部1/4から下が水の中で、ここにあるべきところにあるのが分かるようになった。但し、全体にピントが全く合っていない。
18日15:00 水面が幾分上昇した感じ。水面の下は同じ。
19日7:00 水面がやや上昇。面白いことに気付いた。点眼の時、仰向けになるのだが、この時両手がかなりはっきりと見える。また、座ってうつ伏せになった時、両手は水面の中にある。これは、ガスと網膜の関係を考えれば当たり前のことなのだ。
20日退院 7:00 さほど変化なし
21日15:00 水面が下がってきた。上から4割が水なし。この領域がはっきり見える。
22日7:00 あまり変化なし、水面をおおよそでいいから測ってみよう。
11:00 下向きになると、水面部の輪っかが見えてきた。ガスが抜けている証拠だと思う。
23日11:00 劇的に変化。水面はかなり下がった。輪っかも小さくなってきている。
24日15:00 わずかに変化
25日15:00 わずかに変化
11月26日 大学病院診断 10日ほどでガスが消える。頭を上げた状態、つまり、普通に生活すれば良い。仰向けは厳禁。
26日7:00 水面はかなり下がった。下1/8ぐらい。
27日 変化なし
28日 7:00 正面向きで、水面下1/9。下向きで約半分
29日7:00 正面向きで水面ほんのわずか。下向き1/4。ただ、縦横の真っ直ぐな線は歪んで見えている。
19:00 下向き、20cm離れて人差し指の爪ぐらい、明日にはなくなりそう。
30日7:00 影は完全に消えた。ただ、全体に薄ぼんやりとしていて、ピントが合っていない感じ。縦横の真っ直ぐな線が歪んで見えるのも同じ。
12月1日7:00 陰が消えたのはいい事なのだが、気になることがある。正面向きで黒っぽい陰が下半分に見えることだ。影が消えたことで気づかなかったが、この陰は多分前からあったのだるう。今後注意してみる。
2日7:00 陰は増えも減りもしない。安定しているということか。
3日7:00 全く同じ
以上です。これが網膜剥離で手術直前に悩んでいる方の助けになれば幸いです。
今回の手術、朝から、お茶、水だけの半絶食、12時からは完全絶食。16時開始予定が17時15分、そこから手術で、17:51に終了。お腹も空くはずです。ごはん、味噌汁、揚げ魚のごま酢かけ、高野豆腐の煮物、ポテトサラダに看護士さんが気をきかしてバナナを追加してくれました。待ち時間もさることながら、お腹が空いたことは言うまでもありません。これ以上のないご馳走でした。今日の夕飯からは選択食(追加料金あり)が食べられます。言い忘れましたが、ここは、東北大学病院です。
また、料理ができないので、ブログの更新は少し先になりそうです。