突然だが、オリンパスのデジカメのコマーシャルには、タッキーが出演している。
しかし、このCM、
誇大広告じゃないだろうか???
ストーリーは、タッキーがヨーロッパぽい街角の骨董品店で、一人の少女の写真を撮るんだが、彼女が大きくなってバレリーナになる事が、写真に写るのだ。
つまり、これじゃ「未来が写せるカメラです」って言ってないか?
ドラえもんの道具じゃないか!!
と、まあ、いくら何でも、そんないちゃもんをつける人はいないだろう。
笑ってすませてしまう事である。
しかし、オリンパスにとっては笑えない。
このたびオリンパスは、デジカメ事業の4000人の人員削減を決めたのである。
国内の工場も統廃合で数が減る。
それにしても、確かにデジカメは安くなった。
私が初めて買ったデジカメは、35万画素で5万近くした。
先日書いたけど、最近買ったキヤノンのデジカメは700万画素で、4万前後で今や買える。
なんせ、ケータイのデジカメに400万画素と言うのが出て来たんだから、こうなってはデジカメ不要論まで出てしまっても不思議ではない。
デジカメも一眼レフが売れるようになって来て、元々カメラが強いキヤノンやニコンはデジカメ部門は好調だと言う。
ある技術者の言葉をみると、はっきりと「もはや銀塩フィルムよりデジカメの方がきれいになるのは確実」と言い切っている。
粒子の細かさとか確かにフィルムの方が細かいのだが、ドット一つ一つの補正・コントロールが出来るのはデジカメである。
そうなっては、「きれい」という意味では確実にデジタル写真の方に分があるそうだ。
写真の楽しみ方もパソコンの画面で見たりする事が確かに多くなって来た。
たとえば、アップルに標準でついてくる「iPhoto」というソフトは、デジカメで撮った「写真」だけでなく、はやりの「ムービー」もアルバムに入れ込んで整理する対象となった。
おなじみのiPod PhotoにつづいてiPod Movieが出るのも時間の問題ではないだろうか。
しかし、ふと、自分の昔のアルバム・・何枚もの紙焼き写真をべたべたと貼付けた分厚いやつである・・とかを出してみると(プロフィルの写真を変えようかな?なんて思ったりして)、そのずっしりとした厚みに、やはり過去に流れる「人間の生き様」を感じ取ることができる。
こればかりは、デジカメ写真では体感できない重みではないだろうか。
(いや、私の人生に重みがあるというわけじゃないんですけどね・・確かに重みはあるんですが・・)
というわけで、私の愛用のデジカメは、現在、これ。