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2006年01月28日
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カテゴリ:いわゆる日記

遺伝というものは、よいものも悪いものも子孫に伝えて行く。


実は、母親が、心臓手術で入院した。

既に手術は終え、現在ICU(集中治療室)に入っているが、間もなく普通の部屋に移る予定。

心臓というものは、これほどまでに精巧な人間と言う生命の仕組みを作り上げた神の最大の失敗であると言われている。

太い血管が必要な部分なのに、細いのである。

だから、詰まりやすい。

現代生活で懸念されている「贅沢」の為、血管はつまりやすい上に、細いところはより詰まりやすい。

詰まったままにしておくと、心筋梗塞とか起こす。

詰まったかすが、ぽろっと取れて、脳までいくと、より細い血管に詰まって脳梗塞を起こす。

発見が早ければ、鼠蹊部(ももの付け根)から管を入れて、心臓まで到達させて、血管の詰まりをこすり取る手術もある。

煙突掃除みたいなもんである。

これなら、大した手術じゃないんだが、手をつけられなくなると、詰まった血管を捨てて、別の場所から血管を持って来て移植する、いわゆるバイパス手術というのをやる。

今回、母親がやった手術がそれで、まあ、年寄りだから、けっこうヘビーな手術で、なおかつ高血圧とか糖尿とかの持病があると、手術失敗のリスクは高くなる。(その両方ともあった)

また、心臓手術のように突発的に何かが起こる可能性がある場合、親族が必ず手術に立ち会わなければならない。

まあ、立ち会うと言っても手術室の外で、5、6時間ずーっと待ち続けるわけで、別に胸を切り開いて肋骨をのこぎりで切って広げて心臓を取り出して血まみれになっている親の光景を見ている必要はない。

まず、タバコは最悪。
(医者ははっきり言っているが、国がそういうことをPRしないのを嘆いていた)

母親には、煙草をやめろやめろと言ってもやめないおかげで、このていたらく。

タバコを吸って死ぬなら本望、などと強がりを言っても、周りはこういう事態になると、迷惑この上ない。

食事は控えめ、塩分は取りすぎぬよう、タバコは絶対ダメ、酒はたしなむ程度・・

これが出来ない人は、まず長生きできるかどうかはともかく、長生きする資格はないと思い知るべし。



今後も、母親の具合は油断してはいけない状況だけど、親が親だから、こういう病気になる可能性を、私も十分持っているものと思って、注意しなくてはいけないんだ。

まあ、親が子より先にくたばるのは自然の摂理だから、それはそれで、割り切っている今日この頃である。





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Last updated  2006年01月28日 13時02分54秒
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