ちびくろのつれづれ日記

何年か前、お姑さんがサクランボの木を買ってきた。

会社の裏に植えて楽しみにしていた。

少し大きくなって花がやっと咲き始めた頃

枝が邪魔になると従業員が枝を折ってしまった。

お姑さん“激怒”

もう誰も触らない。でも、みんなが注目することになった。

それからしばらく花もつかない。

植木屋さんに手入れしてもらい

翌年花が少し咲いた。

ちょっと元気になったみたい。

今年の春よそより遅かったが、花がわりと良く咲いた

そして…なんと実がなった

初めてじゃぁ～

お姑さん大喜びで“鳥避け網”を買ってきてかぶせた。

サクランボの実はよく鳥に食べられるらしい。

よそも網をかぶせている。

実が熟すのを楽しみに待っていた。

ある日、いっぱいあったはずのサクランボの実が

どこを見ても無い

わずかに４っつくらい残っている。

枝が傷みそうなので網を外して、袋がけにしましたさ。

待ちきれないお姑さんはスーパーでサクランボ買ってきて食べてました。

網の値段より買った方が安かったトカ

そして…

ぼちぼちかなと見ると

ありんこが集っている。

鳥じゃなくありんこに食べられてしまってるよ。

お姑さん、それを聞いて慌てて見に行くと

たったひとつ残っていたそうな

いっこでも食べてやろう

と実を取ると、実の中から

ありんこが出てきたんだと。