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株式投資(その3)
FPのお金に関する得する話し
さて、話がやや散漫になってきた感がありますので次回を持って「株式投資」に関するお話しを最終回とさせていただきます。わずか数回の連載の上、限られた機会ですべてを語ろうとすること自体ムリがありますが、せっかく読んでいただくからにはヘンな投資をして損をしてほしくはない。 今回は、どのような人たちが株式投資を考えるべきか。考え方だけをシンプルに説明します。将来における家計の収支バランスにおいて、支出が収入を上回ってしまう場合は、月々の赤字が出ます。例えば、ひと月25万円の収入に対して、30万円の支出があった場合、月の赤字は5万円、年間で60万円、10年ですと600万円の赤字となるのです。大きくなるとすごい額ですね。 ただ実際には、赤字では生活できませんから、こういった人は蓄えているお金を切り崩すことになります。1000万円ほど蓄えがあったとするならば、ここからまかなうわけです。そんなにない?うーん、仮にとしておきましょう。株式投資の必要性を説明するうえで大切なところです。1000万-600万=400万円。10年で蓄えは600万円は減りますが、それでも残りは400万円あります。 あせる必要はありません。死後たくさんのお金を残さなければならないのであれば別ですが、自分の家庭の生活費だけをまかなえればいいという状況でしたら話は簡単です。平均寿命(あと何年生きるか)と年間の生活費(支出)がわかれば、蓄えとして必要な額は自ずとはじき出されます。この蓄えを作るための手段として株式投資は考えられます。蓄えを作るからといって、大金を貯める必要はありません。 やらなければならないのは、将来生活していくのに必要最低限の蓄えを作るということなのです。ここが大切なところです。むやみやたらと貯めようとすることで一獲千金を狙い、逆にソンをしてしまうのは本末転倒です。だから必要な額を知ることから始めます。要は株式投資をする目的がなにか?ということです。ギャンブルとして楽しみたい、遊ぶお金がほしい、これは自由です。自分のお金は自由に使うべきです。 これからの生活に必要なお金を考えたときに、手元のお金が豊富に残ると思える人はどう使うのも自由です。ただし多くの人は老後を考えたとき、国から受け取ることのできる年金額ははっきり言って期待できません。悲しいかな、そういう世の中になってしまいました。へたをすると、年金として払い込んだ額すら戻ってこないでしょう。 特に若い方々においては、ほぼ確定です。あきらかに国のミスです。かといって、それをうらんでいても仕方ない。自力でなんとかするしかないのが、これからの日本なのです。その中で、長期的な視点で株式投資を考えることはとても大切なことです。本来、株式投資は貯金と同じ感覚で長く保有するが1番の財テクです。次回、最終回は「長期投資に関して」になります。 ※掲載しています目指せ!東尾流処世術 は知人のFP(ファイナンシャルプランナー)のコラムになります。次回が「株式投資シリーズ」最終回です。(BLOG管理者 CHA茶ジェントルマン) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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