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カテゴリ:ビジネスの王道!
マーケティングの話し(後編)
ビジネスの王道
店をかまえるオーナーさんで、上手くいくだろうと思う人と少し危険な人の境界線が1つあります。それは、その人から感じてくる「愛」なんです。「愛」?。お店なら「店愛」商品なら「商品愛」です。FC(フランチャイズ)だって、どこまで自分の経営する店が好きで好きでたまらなく、どこまで自分の店に愛着があるかはとても重要なことです。 自店に愛があるから「おいしい」と言ってくれるお客さんに心から笑顔で対応できるのです。たまに仕事の話しをしていると「愛」を感じない人のビジネスアイディアを聞く機会があります。聞いていると、まるでお客さんを動物の例え、捕獲をするための猟の話しなんです。こんな時に切り込んだ質問をいくつかします。 予想通り仮定は思い込み、検証はしてない、そしてそこに愛もない底が浅いビジネスアイディアです。そんな話しを聞いているとこの人は、成功しないと言う予感がヒシヒシと感じてきます。だから、僕はこの手の愛を感じない経営者が苦手です。 僕が今、付き合っているビジネスパートナー達にはそれぞれ愛があります。例えば、このブログでもご紹介している犬のケア施設の店長は、事業プランは国立大学教授さんや銀行投資部門のプロが審査する事業コンテストで、優秀賞をとるほどマーケティングスキルもかなり優秀です。 ですが、彼のベネフィットは、事業プランでもマーケティングでもないのです。犬と3000kmを1人と1匹で野宿しながら、ヒッチハイクできてしまうほど犬と一緒にいるのが大好きなんです。動物の仕事をするための、誰にも負けない動物愛が彼のベネフィットだと僕は思っています。 また石鹸のMOON SOAPの知人もエコを真剣に考えていて、自分の商品を作る前提で、石鹸の主成分からパッケージに至るまで必ず有害なゴミにならないこと・・これを1番に考えているのです。たまに僕なんかがアイディアをだすと「それはゴミになってしまうなー」と却下されてしまうほど(^^ゞこだわっているのですね。それ位、自分の商品と地球への愛を持っていることを感じます。 僕も今、会社設立の準備をしていますが、普通の起業を目指す人よりかなり時間がかかっています。それは自分の商品に強い愛着があるからかも知れません。自分の子供のように自分のビジネスや商品に愛があるから、跣のまま外の世界にだすわけにはいかないのです。 今のできる限りの愛を持てれば・・自分への後悔もないので、感情の部分では成功しなくても良いかもしれません。こんなことばかり言っているから、外野にはいろいろ指摘をされてしまうのですが(^^ゞ。ビジネスアイディアでも、プロダクト(商品)でも同じことで、そこに「誰にも負けない愛」がない限り自分の仮説通りには物事は上手くいかないと思うのです。 まず何かを始める人は、誰よりも、その商品やプラットフォームに愛を持つことをお勧めします。どうしてでしょう?・・・それは、僕ら人間が深い感情のある生き物だから・・・終わり。 マーケティングの話し(前編) こちらでも、何かの愛を持った人達の本をご紹介しています。↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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