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カテゴリ:仕事
今日は遅出だったので普段の日勤よりも1時間半遅い退勤。
ちょうど僕やらいがー殿と同じくらいの息子さんがいる患者さんがいて 特に僕をひどくお気に入りの様子。 僕に関することなら生年月日や家族構成、車のナンバー(実は主任の車w)から 職員番号に至るまで憶えてて人目なんか気にせず抱きついてきます・・(苦笑) そんな患者さんがいつも僕が病棟を出る時間には 扉の前で待ちかまえてるんですが、もちろん今日も待ってたみたいです。 でも、僕が扉を出る時に小さな包みを手渡してきました。 もちろん職員は患者さんから物を貰ってはいけないので いったん断りましたが 『ホンマに行って欲しくないけど餞別やん。 他の人に見られず渡せるの今日しかないし・・。』 ・・・ちゃんと僕ら看護師の事情も察しての行動のようでした。 袋を外からつまんでみると中身の詰まった布っぽい。 「ぬいぐるみかなぁ・・? 60過ぎのオバちゃんが選んだぬいぐるみだとデザイン的にも少々なぁ・・。 しかも捨てられないし(困)」 なんて思って帰宅した後開けてみたら中身は犬のマークが刺繍された白い靴下が2足。 なんだか胸が詰まる思いでした。 僕が犬を飼っていること、仕事で白い靴下を着用してて長いこと新品に替えてないこと、 (僕が履く靴下はナゼか穴が空いたり消耗しない) ちゃんと僕の事を考えての贈り物だったのです。 と、同時にもらった物に対して勝手にネガティヴなことを 考えた自分に対して反省するばかり。 本当は息子が大好きで仕方ないけど、嫁さんがこの患者さんを嫌ってて 本人の状態は少々おせっかいで口やかましいだけなのに 全然受け入れ体制にも入らない。 だから僕らのことが息子と同じように可愛かったのでしょう。 僕らの仕事は自分の業績が数字にも出なければカタチにも残らない。 他の病院に比べたら患者さんたちは全然変わらない状態なので 自分の成果なんて本当に探さなくては見つからないほどでやり甲斐もない。 でも、こういった事があるとさすがに嬉しいですね。 次の病棟にはこの靴下を履いて頑張ろうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 3, 2006 10:27:04 PM
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