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カテゴリ:日常
午前8時。まやからメールがあってもう陣痛促進剤を開始したとのこと。
9時過ぎに病院へ行ってみると昨日以上に痛みはないらしくて まやはすでにドクターたちから帝王切開の確率が高いことを告げられていたらしい。 それからはあれよあれよという間に帝王切開が決定して急にドタバタする。 そうこうしているうちにまや母も登場。 なんか「いつ陣痛が始まるんだろ?いつ産まれるんだろ?」って 妙な話だけど今まで気が気じゃなかったのが急に 諦めモード(?)になって気分的に落ち着いた。 で、助産師さんが入ってきて 『立ち会いはどうされます?♪』 入院時の申し込み用紙みたいなのには「しない」に○してたんだけど 「じゃ、お願いします!☆」って・・・w 結局時間的にも気分的にも昼食なんか食べることもできず 運命の時間である正午がやってきた。 僕はオペ着に着替えて廊下のソファにまや母と黙って座っていた。 その頃僕の両親はというと・・・我が家の付近で道に迷ってました(爆) まぁ、到着してもウルサイだけなのでオペの終わるあと1時間後くらいに 到着してくれないかなぁ・・?なんて思ってたりw 麻酔でけっこう待たされた後、ようやく入室が許された。 まやの横に座って説明受けてついに執刀。 僕はまやの手を握ってじっと祈るしかできない。 ただ、自然分娩じゃないのでまや自身はいつもと同じ冷静な表情。 開腹が済んで『イザ取りだし!』って時にアクシデント発生!! お腹の中にいた子供が予想よりかなりデカイらいくてなかなか出られない! それをドクター2人が上に乗っかるようにして押しだそうとするけど全然ムリっぽい。 さらに吸引機の圧が上がらない!! 『あっちの吸引機持って来て!早く!!』 『電源入れて!』『アダプター!!』『もう1人呼んできて!!』 飛び交う緊張感溢れる怒号。 やっと吸引機が機能して羊水やら血液なんかを吸い取る音がして 一瞬の静けさの後、僕が見たものは 「顔だっ!!」 そう、初めて見る我が子の顔だったのだ。 それから『ヌルン』ってかんじで取り出された子は臍帯を切ってすぐに隣の部屋へ。 ドクターも助産師さんも『大きい!』『大きい!!』を連呼。 「泣かないのかな・・?」って思った次の瞬間 力強い・・どこまでも力強い産声が耳に入ってきた。 しばらくまやの側に居た後、産後の処置を受けている我が子のもとへ。 元気に泣くその声がどこまでも心地よい。 まやの元に帰って、助産師さんに言われてふと気付く。 性別を確認してなかったのだ!! あまりにも『大きい大きい』と言われて完全にそっちの確認忘れてましたw そこへドクターが僕らに抱かせようと持ってきてくれた時に見えました。 ・・・男の子!! 僕らの子供は男の子だったのです!!! しかも、大きいと言われてただけあって体重はナント3596グラム。 身長は50.5cm。頭囲も35cmあったみたい。 しばらくジ~ンと感動に浸りながらまやの術後処置をしていくんですが、 まずはお腹の中を生理食塩水で洗浄して子宮を縫って、さらにお腹を縫って。 で、お腹の中を洗浄とか縫合してる最中にまやの表情が痛みで歪んだ。 そこへ痛み止めの薬品を注入したはいいけど血圧がどんどん低下して 上がなんと70mmHgほどに! 眠るように目を閉じるまや。 そこへ昇圧剤を急いで注入!! しばらくしてから110mmHgくらいまで戻りました・・。 それから僕は外に出て着替えて親たちの待つ廊下へ。 嬉しさのあまり親父に抱きついて泣きまくりました・・w 横見たら僕の母親も泣いてた。 初孫なんて23年も前に経験してるのにやはり長男の子供は嬉しいらしい。 新生児お披露目タイムが始まって見に行ったらうちの子は帝王切開で生まれた子なので 他の子たちと違って保育器に入れられている。 ちょうど小児科のドクターが来てて血糖を計ったら30mg/dlくらいしかなく 糖分を口から飲んでくれたらいいんだけど、 飲みが悪いらしくてチューブを入れられてました。 まぁ、でも大事には至らないでしょう。 夕方にいったん帰宅してこうやって日記書いてますが 家や外の景色はいつもと変わらない日常なのに 僕のまわりではあんなに壮大なドラマが流れてた。 これが出産なんだろうなぁ。 ・・名前? 実は産まれる前から決めてました♪ 男の子の名前しか考えつかなかったので 「もしも女の子が生まれたらどうしよ?」と、ちょっと焦ってたりして・・w お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 17, 2006 05:07:20 PM
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