元スッチード現在無職!のお部屋へようこそ

午前中にホテルをチェックアウトして空港へ。　ホテルを出発する前にたいてい到着便の予定を見るのですが、その到着便の情報が入っていなくて、たぶん少し遅れての出発になるんだろうね、と同僚と話をしていました。

空港に到着してゲートに着いたものの、他社便の機体が止まっていました。　バスのドライバーさんに聞いたら『このゲートに到着する予定になっているよ。』とのこと。

10分、20分、と経つうちにおかしい、ということになり運転手さんがバス会社に連絡してうちの便の到着予定を調べてくれました。　そしたら、『楓国からサッカーチームの有名な街を経由してくる予定になっているけれども、その街に到着したまま、まだそこを出発していないよ。』だって!　そこからここまでくるには1時間はかかります。　

機長がそこでようやく会社に連絡。　『機材トラブルでまだ出発できていない』とのこと。　地上係員さんがバスにやってきて私達をターミナルに入れてくれました。　

ターミナルに居てもすることもないし、その辺で集まってしばらく待機ということに。　会社と連絡をとりあってる機長も『どうなってるんだかわからない!』しか言わないし。　

3時間待った後で、ようやく指示が出ました。　その頃にはたぶんホテルに戻ることになるんだろうなぁと思っていたのですが、『1時間後に出発する他社便でサッカーチームの街へ移動』!　そこからここまで戻ってきて楓国へ帰るという変則スケジュールが組まれることになるだろう、との事。　

私達は急いで出発便のカウンターへ向かうことに。　でもここはセキュリティゾーンの中。　逆戻りできるわけなく、地上職員を呼び出して通関の手続きをすることに。　出国していないのに入国して、急いで他社便のカウンターへ。　便出発まで45分しかなく、『急ぐことはない、会社がもう1つ後の便をとらなかったのが悪いんだから』と機長が言うのでゆっくりと。

荷物を預けなければならなかったので、軽い手荷物しかもって行くことができませんでした。　ゲートに到着したら出発時刻。　でも幸いなことにその便も遅れていたので20分時間がありました。　

飛行時間1時間でサッカーチームの街へ到着。　なんでこんな街に来るんだろうと嫌になりました。　いつもは花の都しかリクエストしたくないから、花の都か女王陛下国首都だけの乗務になっています。　到着ロビーで荷物を待っていたら私の名前が呼ばれて、『荷物の1つが次の便に乗ることになりました』だって!　冗談じゃない、それまで制服で過ごさなきゃならないの!?と怒鳴っても『次の便で来るから保証金もでません』。　ふざけんな!状態。　

でホテルに戻ってスケジューラーさんに電話。　でも誰も電話に出ない!

そんなこんなで10回程連絡を取ろうとしたのに連絡もとれずという状態。　午後8時には到着している私の荷物も到着していないので他社に連絡。　そこでも誰も電話に出ない!　しかたなく空港ターミナルへ戻って連絡を取ろうと思っても、誰も居ない様子。　もうすでにオフィスは閉まっていました。　ということは私は着るものがなにもなし。　空港ターミナル内のお店で、どうでもいいようなシャツを購入。　ほんと、2度と利用したくない航空会社の1つになりました。　係員の対応も機内サービスも、最低。　機内ではサービス中にため息ついてるし。　ま、この国で何を期待してもしょうがないのですが...。　ますますこの国が嫌いになりました。　

食事を取ろうとレストランに行ったら、英語があまり話せない人が対応に出てきました。　注文をとるにも一苦労。　何度も繰り返して、確認。　同僚のS君もそのうちに『誰か英語話せる人を呼べ!』と言い出す始末。　食事中もその人が何度もテーブルに来て『支払いはどうするのか』と3回は聞きにくるのでうっとうしくなり、イライラしたまま食事を後に。　この国は将来無くなるだろう、そのほうが世の中のため、とS君と話をして部屋へ。　

部屋で私達の予定を確認したら【午前3時半出発】!　冗談じゃない、一睡もしてないのに後5時間後に出発?!と、機長に確認。　『朝起きてから一睡もしてないのに乗務なんてできないから全員病欠を使うって会社に言え!』と言って、私はロビーから電話。　それでも誰も電話にでないので部屋に戻り、メールで【今日の朝から一睡もしてないし、出発予定もスケジュールも誰も教えてくれないので乗務拒否します】とマネージャー、社長、クルースケジューラーにメール。　そしたら社長がそくメールを返してきて、社長に状況を説明。　【誰かに連絡を取らせるからそれまで待つように】だって。　

それからメールで連絡が来たのは午前3時。　朝9時までは寝ていても大丈夫、とのことだったので9時に起きるように目覚ましをセットして睡眠につきましたが、どうしてもっと皆ちゃんと仕事できないんだろう、と不満ばかりが募りました。　あぁ、次の会社を早く見つけるべきなのでしょうか。　【終】