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カテゴリ:仕事
夜中12時頃に花火があちこちで鳴り響き、それと同時に起こされました...。 こんな不幸せな気分で新年を迎えたのはおそらく初めて。
午前2時に空港へ向かい、機体を楓国最大都市まで運び、そこから他社便でベースに帰るというフライトです。 お客さんが居ないので私達も離陸前に着替えて、熟睡させていただきました。 到着してからまた制服に着替えて、通関の手続きを済ませ、他社便へのチェックイン。 私は書類の整理があったので他の3人より遅れて他社便のカウンターに行きました。 そしたら、 『当便は天候による遅れにより3時間遅れの出発になります』と無情なアナウンス...。 他の3人は早い便に切り替えて帰ったようでした。 あぁ無情。 ターミナルで待って待って、ようやく搭乗開始。 そしたら『除雪作業のために1時間ほど遅れる見込みです。』 そして機体がゲートから離れたら『機体の除氷作業に時間がかかる見込みです』。 もういいから、寝かせて!という状態でした。 離陸してから私服に着替えて寝込みました...。 フライトの後半に近くに居た妊婦さんの具合が悪くなったようでコールボタンを押しているのが聞こえたのですが、誰も来ません。 仕方ないから他社さんなのに私がお世話することにしました。 後部ギャレーに行ったら皆おしゃべりに夢中。 クルー用のスナックを食べてました。 『機内で具合が悪くなったお客さんがいるから、2枚重ねにしたビニール袋と濡らしたおしぼりとペーパータオルを頂戴!』と言って私がお客さんのお世話。 私服なのでそのお客さんは不思議そうな顔をしてましたが、それにしても、この会社の客室乗務員は完全に無視するんだ...と感心。 パーサーは機内のエンタシステムの使い方しらないし、なんて会社。 機体が降下を始めたら前方でも具合悪い人が出たらしく、機内アナウンスでお医者さんを呼び出していましたが、誰も名乗りでる人は居ませんでした。 でも400人もいたらお医者さんが1人くらいいてもおかしくないし、医療関係者がいるはずなのですが...。 ゲートに到着してから空港の医療チームが乗り込んできてその前方のお客さんの世話をしていましたが、私の近くに居た人はその頃には気分がすぐれてきたようでした。 おなかを見ると大きいではありませんか! 『あぁ、おめでとう!』と言うと欧州ビール国出身だというご夫婦は『ありがとう、手伝ってくれて助かりました。』とお礼を言われました。 元気なお子さんを産んでください!と願わずにはいられませんでした。 時計をみたら午後3時。 明日のフライトまで24時間しかありません。 疲れていたのでタクシーで速攻で帰宅しました。 それにしても疲れたトリップでした...。 新年早々、何だか今年は嫌な1年になりそうですが、よろしくお願いいたします。 【終】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.23 18:51:19
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