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カテゴリ:仕事
3日間のステイがあるスケジュールをもらっても何もするわけでもなく、家族に不幸があった同僚のT君を女王陛下国首都のメイン空港へ送っていくだけでした。 フライトに出ていると何かあった際には「じゃあすぐに行くからね。」ということはできず、T君の実家は地球の反対側。 T君はたまたまこあら航空様にお友達がいてその友達のパスを利用してどうにか水吐き獅子の街まで行き、そこからは格安航空会社で実家のある町まで帰る、という20時間の旅になりました。
で、今日は地元ベースに帰る日。 直行便で10時間5分というフライト時間だけども、5月以降はこの直行便はうちの会社の女王陛下国ベースが担当することになるらしく、私達にこのフライトが回ってくる可能性は低くなりました。 機体に到着してから点検、ミールの搭載確認、保安検査をしてお客さまを迎えます。 搭乗率は8割。 比較的余裕のあるフライトです。 ここ最近満席便が続いているのでありがたい休息といった感じ。 フライトそのものは何もなく普通。 お話好きのお客さまが多かったので私も通路で立ち話する機会が多くなり、10時間のフライトもあっという間に終わりました。 お客さんとして乗っていたらきっと長くて耐えられないかもしれないけれど、乗務員として飛行機にのっているとやることがたくさんあるのでそれほど苦にもなりません。 やることがなくなればカートを綺麗にしたり、とにかく掃除、掃除。 でも中央のトイレだけは掃除する気力もなくなるような汚れ方になっていたのでブロックしてしまいました...。 他のクルーにお願いするのも嫌だし、汚れを見ているお客さんもいたので食事のサービスが始まる前に掃除をするのはちょっと...だったのでブロックしておしまい。 でも中央のトイレはあまり混まなかったので問題なしで、フライトは終了、かと思いきや前方に座っていた子供の具合が悪くなったらしく、その子は吐しゃ物にまみれてました...。 着陸寸前だったけども機長に連絡して処理する許可をもらい、汚れた服は全てゴミ箱行き。 運よく着替えを詰めていたのでお母さんがギャレーで子供を素っ裸にしてボトルの水を頭からかけて紙タオルで拭くという、豪快な手段であっという間にお子様は綺麗になってました。 そんなこんなでようやく家に帰ってきたけども、とにかく疲れがひどくてシャワーを浴びて午後6時にはベッドに潜り込みました...。 【終】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.04.15 03:49:25
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