第80回センバツ大会(第80回記念選抜高等学校野球大会)の21世紀枠候補校の東北地区をまとめました。
2007年11月25日現在、東北地区のみ出揃っています。
この6校のうち、1校が東北地区の21世紀枠代表となり、
2008年1月25日に「北海道・東北・関東・東京」地区代表の4校の内、1校が21世紀枠の代表の座を勝ち取り、来春の選抜出場が決定します。
都道
府県 | 学校名 | 秋季県大会
成績 | 主な推薦理由など |
青森 | 県立五所川原農林 | ベスト4
(第3代表で地区大会出場) | 1902年に北津軽郡立農学校として創立。48年に現校名に改称。野球部は17年に創立し、70年は夏の甲子園に出場。今秋の県大会では工藤嵩、仙庭と2人の好投手を擁し県第3代表として26年ぶりに東北大会に出場。 |
岩手 | 県立軽米 | ベスト4 | 小規模で恵まれない条件の中、秋季県大会でベスト4進出を果たした事が推薦理由。軽米は同大会の盛岡四との準決勝で、両者2けた安打に及ぶ乱打戦に敗れた。3位決定戦で盛岡大付(東北大会ベスト4)に延長十回、1点差で惜敗したが、一時は6点をリードする善戦を見せた。 |
秋田 | 県立大曲工業 | 県優勝
地区大会
ベスト8 | 1963年創部。ここ数年間、好成績を残していることが高い評価を受けた。右の技巧派で全県屈指の伊藤将太郎投手と、強肩強打の捕手、佐々木浩晃主将のバッテリーを軸とする堅守のチーム。
県大会と東北大会を合わせ7試合で失点は9。 |
宮城 | 県立利府 | ベスト4 | 84年創部。夏の県大会で3度の準優勝を誇る県内有数の強豪公立校。今年は春、夏、秋と3県大会全てで、ベスト4に進出。チーム力の安定性は傑出しており、地域一体となった取り組み、野球に対する姿勢ともに素晴らしい、と評価された。 |
山形 | 県立山形中央 | 県準優勝 | 長打力のある中軸打線と鈴木・梅津の継投で、投打にバランスが良い。今秋の県大会では準決勝で酒田南を降し、決勝で日大山形に敗れた。2年ぶり6回目出場の東北大会では2回戦で盛岡大付(岩手)に惜敗。真摯な態度で試合に取り組む姿勢は、他チームの模範となり、野球部の指導方針として、保護者・環境・地域への感謝を掲げ、部員の生活態度は礼儀正しい事が評価された。 |
福島 | 県立小高工 | ベスト8 | 今秋の県大会で8強入り。3回戦(準々決勝)で敗れたものの、西川和美投手(2年)らの活躍で、準優勝した磐城に2-3と健闘した。少子化が進む相双地区で、地元出身の部員のみで構成し、過去の大会でも善戦。工業高校として、資格取得などの学業と部活動を両立していることなどが評価された。 |
21世紀枠は高校野球の活性化を目的に、2001年の第73回大会から導入されてます。
過去7回の大会では、北海道1校、東北3校、関東2校、北信越2校、中国2校、四国2校、九州2校が出場校に選出されており、東海と近畿から選ばれた例はまだありません。
下記が21世紀枠選出の流れです。
21世紀枠選出の流れ |
都道府県の21世紀枠候補 | | 各地区9校を選出 | | 21世紀枠3校を選出 |
各都道府県49校が選出
(推薦なしの場合もあり) | 北海道、東北、
関東(関東・東京)
北信越、近畿、中国
四国、九州で1校ずつ | 「北海道・東北・関東・東京」
「東海・北信越・近畿」
「中国・四国・九州」で1校ずつ |
2007年11月中
各高野連より推薦 | 2007年12月15日までに
高野連より推薦 | 2008年1月25日
毎日新聞大阪本社オーバルホールにて選考委員会で決定 |
21世紀枠選考基準
1 推薦は秋季都道府県大会のベスト16進出以上のチームから選出する。 秋季地区大会に出場していない学校も対象。
2 当該校の野球部員以外の生徒、もしくは他校、地域にその学校の野球部の活動が、よい影響を与えた学校。
3 (前の条件を満たしたうえで)いずれとも決定し難い場合、
過去センバツ大会並びに全国高校野球選手権に出場経験のない学校、もしくは30年以上両大会に出場がない学校。
【関連リンク】
・全国秋季大会成績一覧
・第80回選抜記念大会 21世紀枠候補校一覧
・第38回明治神宮大会
・第89回選手権大会(佐賀北が初優勝)
・第79回選抜大会(常葉菊川が初優勝)
・第78回選抜大会(横浜が決勝を大差で優勝)
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