第80回センバツ大会(第80回記念選抜高等学校野球大会)の
21世紀枠候補校の関東地区一覧です。
都道
府県 | 学校名 | 秋季県大会
成績 | 主な推薦理由など |
茨城 | 県立水戸第一 | ベスト8 | 1871年創立、1891年創部という伝統校。
今秋は32年ぶりに県大会ベスト8に進出。準々決勝で第1シードの東洋大牛久に2-4で敗れた。全国有数の進学校で、学業との両立を図っている。
恵まれない野球環境でもひたむきに練習を続け、県内外の強豪校と互角に戦えるチームに成長した事が評価された。 |
栃木 | 県立宇都宮商業 | ベスト4 | 1920年創部。春夏合わせ計3回の全国大会出場経験を持つ。しかし、ここ十数年は県大会で成績が振るわず遠ざかっていた。
今秋の県大会で、12年ぶりのベスト4進出。3位決定戦では惜敗。
部員が各種検定試験に積極的に取り組むなど、勉強と部活動を両立。その中で、好成績を残した事が評価された。 |
群馬 | 県立渋川 | ベスト8 | 1913年創立の男子校。今秋の県大会ベスト8入り。県北随一の進学校で文武両道を実践している。専用グラウンドを持たず、他部と供用グラウンドを使用するなど環境面で決して恵まれていない点などが評価された。 |
埼玉 | 私立栄東 | ベスト8 | 1978年創立。中・高一貫教育の私立学校。今秋の県大会ベスト8入り。
屈指の進学校として認知される一方で、部活動も盛ん。野球部は活動時間など厳しい制約の中で個性的なチーム作りをしている事が評価された。 |
千葉 | 県立安房 | 準優勝 | 学校創設・創部が1901年で、文武両道の進学校。房総半島最南端にあり、入学者の地域が限られる中で選手を鍛え、公式戦で好成績をあげている。今夏の県大会でベスト4、秋の県大会では準優勝。
関東地区大会では1回戦で霞ヶ浦に0-1で惜敗。 |
東京 | 東亜学園 | ベスト4 | 1923年創立。今秋の都大会ではベスト4入り。
日大三や堀越という強豪を打ち破ってのベスト4入りは好評価。 |
神奈川 | 県立川崎北 | ベスト4 | 1975年創部。部員は73人。甲子園出場経験はない。今秋の県大会で桐蔭学園や横浜創学館など強豪私学校を破り、創部以来初の4強入り。
関東大会準優勝の慶応に、県大会準決勝で敗れた。サッカー部と共用の狭いグラウンドで工夫して練習し、部員はすべて県内中学出身者で好成績だった事が評価された。 |
山梨 | 県立甲府城西 | ベスト8 | 1997年創立。今年創立10周年。3年ぶり2回目の21世紀枠選出。秋季県大会では、シード校の北杜を下してのベスト8入り。
大会4試合で28得点6失点だった。 |
21世紀枠は高校野球の活性化を目的に、2001年の第73回大会から導入されてます。
過去7回の大会では、北海道1校、東北3校、関東2校、北信越2校、中国2校、四国2校、九州2校が出場校に選出されており、東海と近畿から選ばれた例はまだありません。
下記が21世紀枠選出の流れです。
21世紀枠選出の流れ |
都道府県の21世紀枠候補 | | 各地区9校を選出 | | 21世紀枠3校を選出 |
各都道府県49校が選出
(推薦なしの場合もあり) | 北海道、東北、
関東(関東・東京)
北信越、近畿、中国
四国、九州で1校ずつ | 「北海道・東北・関東・東京」
「東海・北信越・近畿」
「中国・四国・九州」で1校ずつ |
2007年11月中
各高野連より推薦 | 2007年12月15日までに
高野連より推薦 | 2008年1月25日
毎日新聞大阪本社オーバルホールにて選考委員会で決定 |
21世紀枠選考基準
1 推薦は秋季都道府県大会のベスト16進出以上のチームから選出する。 秋季地区大会に出場していない学校も対象。
2 当該校の野球部員以外の生徒、もしくは他校、地域にその学校の野球部の活動が、よい影響を与えた学校。
3 (前の条件を満たしたうえで)いずれとも決定し難い場合、
過去センバツ大会並びに全国高校野球選手権に出場経験のない学校、もしくは30年以上両大会に出場がない学校。
【関連リンク】
・全国秋季大会成績一覧
・第80回選抜記念大会 21世紀枠候補校一覧
・第38回明治神宮大会
・第89回選手権大会(佐賀北が初優勝)
・第79回選抜大会(常葉菊川が初優勝)
・第78回選抜大会(横浜が決勝を大差で優勝)
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