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児童相談所の真実

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りとrito

りとrito

2008.09.01
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カテゴリ:息子
12年前の今頃、わたしは陣痛に苦しんでいました。
逆子と診断され、帝王出産も視野にいれ考えて欲しいと。当時通っていた産婦人科の先生に言われてました。

予定日より一週間近い陣痛。初産なのに、おかしいな?と思いつつ、痛むお腹を抱え当時の夫の帰宅を待っていました。
いつもより遅い帰宅。その時には既に陣痛の間隔が5分になっていました。

それでも我慢しつつ、痛みに耐えていました。
で、結局、午前2時をまわる頃病院に行きました。
でもすぐには生まれず、待機していました。

午前6時をちょっと回った頃かな?
「パンっ!」と音を立てて、お腹の中で何か破裂した感覚を覚えました。
破水です。
逆子と診断されていたので、破水はちょっと危険な信号。
帝王切開を覚悟してたけど、出来れば普通分娩で生みたい。わたしの希望でした。

「お尻から上手く出てくれば、普通分娩出来るけれど、足が出てしまったら諦めましょうね」

陣痛で徐になってしまった意識の中で聞いた看護士さんの言葉。
それでも普通分娩生まれると思って、がんばった。

結局、足を出してしまった事から、普通分娩はなくなり、急遽帝王切開に切り替わりました。

わたしの体質の所為か、麻酔が殆ど効かず、お腹を切られる痛み、子供を取り出される痛み、完璧と思う程の痛みを経験し、息子は生まれました。

生んだ後の痛み、麻酔が切れた(効いてなかったけど、正気に戻ったときの)痛みに耐えるわたしが思わず漏らした声に当時の夫は、「周りが心配するから、声を出すな」を命じました。

本来なら労ってくれる筈の存在からも非難されて過ごした病院生活。
生まれた息子の元気な姿だけが、救いだった。

そんな苦労を乗り越えつつ、息子の誕生に歓喜した12年前。

遠い昔。
取り戻せない過去。

昨年も息子の誕生日プレゼントを用意した。
結局渡せないまま。

今年も用意した誕生日プレゼント。

渡せないのだろう。
でも、いつか手渡せると信じ、今を生きる。

それしかわたしには出来ないから。

息子が生きているのか死んでいるのか、親権を取り上げられた現状では状況を把握出来ない。

でも、息子は元気なんだと自分に言い聞かせている。

そうしなければ、押しつぶされてしまう。

大事だった息子が、わたしの手元を離れ、何処か知らない場所で苦しまず、この世を旅立ったと思わずにはいられない。
だから、今も元気で過ごしているだろうと思うしかないんだ。


  最愛の息子へ

お誕生日おめでとう
何処にいても あなたの幸せを祈っているよ

元気に、健やかに
「苦」を感じず 生活出来る事を
心から 祈っています

       母より




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Last updated  2008.09.02 01:01:22
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