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カテゴリ:イマジン
“常識超えた”小林陵侑のジャンプ スパコン「富岳」で分析して分かった“金”の理由〈AERA〉
2/14(月) 運動力学が専門で、スキー・ジャンプを研究している北翔大学の山本敬三教授 「私たちの常識を飛び越えるジャンプです」 理化学研究所チームリーダーの坪倉誠・神戸大学教授(流体工学)とともに、理化学研究所が開発した世界一の計算速度を誇るスーパーコンピューター「富岳」で小林陵の飛行を解析。二つの大きな特徴が分かった。 一つ目はテイクオフ(飛び出し)の姿勢。スピードが速いほど遠くに飛べることから、抗力(空気抵抗)を減らすために葛西紀明(49)ら多くの選手は飛び出し時に腰を曲げて上半身の起き上がりを抑える姿勢になる。体をピンと起こして飛び出す小林陵の姿勢は不利とされ、関係者の間でも「なんであんなに飛べるのか」と不思議がられてきたという。今回計測したデータでも飛び出し直後に抗力が上がることが確認された。だが、小林陵は飛行姿勢への移行が早く、抗力はすぐに減少に転じる。 二つ目は背中側の気流の乱れが少ないこと。一般的に、体を持ち上げる向きに働く「揚力」はジャンプ後半に減少して失速していく。しかし、小林陵はジャンプ後半に増えていく。背中側に受ける圧力が小さく、揚力の増加につながっているとみられる。山本さんはこう話す。 「彼は僕らが考える『常識』ではない動作戦略ですが、踏み切りからフライト姿勢を形づくるのが抜群にうまい。金メダルのジャンプは本当に美しく、見ていて涙が出てきました」 スキージャンプ小林陵侑、日本男子最多W杯18勝で葛西紀明を超えた強さの理由 わずか3シーズンで「師匠」の17勝抜く ノルディックスキー・ジャンプ男子で24歳のエース小林陵侑(土屋ホーム)が2月19日、ルーマニアのルシュノブで行われたワールドカップ(W杯)個人第22戦(ヒルサイズ=HS97メートル)で日本男子の単独最多となる通算18勝目をマークし、同じ所属先で監督を兼任する48歳のレジェンド葛西紀明の通算17勝を超えた。2021 2/25 飛距離の秘密は「浮力重視」のバランス技術 靴底の厚さもミリ単位でこだわり、ジャンプのメカニズムを追求。助走の勢いをロスせず、腰を支点に胸を張るような姿勢で前方へ飛び出すから、雪面から離れた高い位置を飛行できるようになり、バランスも崩れにくく飛距離が伸びた。 最大斜度35度強のジャンプ台から飛び出す際の時速は90キロ超。その技術的な特徴は、空中でのスキーと体の抜群のバランス感覚に尽きるといえる。空中で動かず抵抗を受けないスタイルが源流にあるため、推進力ではなく浮力重視の技術がかみ合うと、圧倒的な飛距離を生み出すのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年02月14日 21時14分17秒
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