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カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
静岡県報徳社事蹟
十二、法多報徳社 1 所在地 静岡県磐田郡笠西村豊澤百六番地 2 沿革 明治三十一年一月山本桂一郎、山本庄平、井谷才治、井谷米吉の四人創設し、同三十二年十月三十一日法人の認可を受ける 3 組織 故二宮尊徳の遺教を尊信し報徳の事業を立てることを目的とする。これが社員たるものを笠西村豊田区の法多に居住する戸主又は家族とする。社に土台金・善種金・加入金・元恕金の区別がある。これら報徳金は社員に無利息貸付を行い、専ら社員の不幸災害又は負債償却に便利を得させる 4 事業 社員は毎日一人に付いて金十銭ずつの縄索金及び節倹又は余業によって得たものを臨時加入金として出金し、その総金を毎年十月、社員中より四人ないし八人の善行者を選出し、三十一年より三十五年までは一人について金十円ずつ三十六年より三十七年までは永安貸付法により、各自総拠出高二倍の金額を貸付け、いずれも無利息五か年賦貸とする。そしてこの貸付を受けた社員に浪費させずに専ら畑地又は山林を購入するか、あるいは主要物産である製茶粗揉機を購入させ、または地積肥料小屋等を建築させる。これを以て社員は従前に比較すれば、耕地を増す者があり、製茶費を減ずる者があり、肥料費用を減ずる者があり、大いに社員の生産業に資するところがあった。 なお毎月一回社員の総会を開き、積立金貸付金の処弁、報徳に関する書籍の解訳、道徳経済その他公益に関する演説を行うことを例とする。 5 時局に対する施設 明治三十八年一月戦時記念として山林二反四畝十六歩を購入する。同地所は既に植付を行っていたため、記念植樹を行うことができなかった。ただ記念林として購入したにとどまるのみ。そして伐採のときは社員において植付を行う見込みであるという。また社員で日露戦争に出役した者が四人ある。これらの家族に対しては社員交互に毎月一人ずつその家族の農業を助力し、出征以来怠ることがなかった。そのために出征家族で田園の作付けを減じた者もなく、また収穫の減少を来した者はない 6 社員及び資産 社員三十二人 資産金 四百五十八円七十一銭 7 現任理事長は山本桂一郎である(履歴は略する) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年02月23日 14時43分03秒
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