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山根視来、三笘薫、久保建英、前田大然のゴールでガーナに4-1勝利
　森保一監督の率いる日本代表は6月10日のキリンカップでガーナ代表と対戦し、4-1と快勝した。ガーナメディア「MODERN GHANA」は「日本は無慈悲」「日本に翻弄され、選手は走り回るばかり」と悲嘆している。

　日本は4-3-3システムを継続し、MF久保建英とMF柴崎岳をインサイドハーフ起用。右にFW堂安律、左にFW三笘薫を起用して中央にはFW上田綺世が起用されたなか、前半29分にDF山根視来が先制ゴールを奪う。ミスから追い付かれるものの、前半アディショナルタイムに三笘が勝ち越しゴールを奪い、2-1とリードして前半を折り返した。後半には久保、FW前田大然にA代表初ゴールが飛び出し、4-1と日本が完勝した。

　そんななか、「日本は無慈悲」と速報したのはガーナメディア「MODERN GHANA」だ。「日本はガーナを圧倒し、4-1で打ちのめした」と日本のゴールラッシュを伝えている。一度は追い付いたガーナだったが、「ブラックスターズの守備はすぐに眠りに落ち、三笘の一撃で再びリードするチャンスをホスト国に与えた」と付け加えている。

　守備に終われる時間が長くなったガーナについて「特にディフェンスでは、日本の攻撃に翻弄され、選手はほとんど走り回るばかり」と、終始後手を踏み、守備に終われた展開を嘆いていた。



試合後、デビューから3年での初ゴールについて久保
「長かったですね。このまま一生（ゴールが）入らないんじゃないかという時もありましたが、三笘（薫）選手が切り込んでくれました」
「前半終了後に、鎌田（大地）選手にもっとペナルティエリア内に入っていけとアドバイスをもらっていて、その通りに入っていったらいい感じでこぼれてきて、落ち着いて流し込むだけでした」 「今日はとりあえず結果がほしいという思いで入って、本当に結果を残せてよかった」
「トーナメントで次は決勝戦。ワールドカップに出場する相手なので、気を引き締めていきたい。最後も勝って終わりたいです」

進化する天才ドリブラー三笘薫は「誰も真似できない」　大絶賛の闘莉王が断言「左サイドで勝負できる選手は今の代表にいない」
6/4(土)

　闘莉王氏のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回はパラグアイ戦。森保一監督の起用法でここまで控えが多かったメンバーが抜擢される一戦となったが、6日のブラジル戦で初のYouTubeライブ配信を予定しているという闘将は、3トップの左で先発した三笘の働きを「やっぱりスペシャルな選手」と改めて絶賛している。

　三笘の誰もが知る武器はドリブル突破だが、引き出しを増やしたと指摘。

「誰もが真似できない突破をする。ずっと分かっていること。最近気になっていることは中央で崩している時のポジショニングが上手くなった。得点シーンを見ていても、オフサイドギリギリ。あの素晴らしいポジションを取れるようになったのは、得点の仕方がさらに分かってきたような印象がある。得点がどんどん増えると思う」

　闘莉王氏はゴールシーンのポジショニングに注目。原口からのパスをワンタッチで、GKと1対1になれる状況を作ったが、ここに進化を見て取った。

「ボールを持った時に何も驚かない。プレッシャーも感じていない。ボールを持った時に自分の世界に入る。あの落ち着きがあるからこそ、GKも見れる。スペシャルな選手」

　冷静沈着さも光る天才ドリブラーだが、森保ジャパンの3トップの左サイドでは随一の能力者と分析する。

「他の選手と違う。三笘選手は左でしか輝けない。南野選手のところで、左サイドで張る人と勝負しないといけない。何試合か見ていると、あのところで三笘と勝負できる選手は今の代表にいない」