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カテゴリ:鎌倉殿の13人
鎌倉殿の十三人で、急に結城朝光登場で頭が追いつかない。
実衣が急に琵琶を持出し、結城が弾いてうっとり。 「絶世の美女にこそ 琵琶は似合います」って? 実衣ちゃんは、「絶世の美女」にはあたらないといったら失礼? これは今後の展開の伏線であろう。 懇意になった結城はつい実衣に「昔はよかった」と漏らし、時政はそれにつけ込み、梶原が2代将軍に讒訴したと結城に恐怖を植え付けさせる。 そこで結城は畠山や和田らに相談する。 先に結城は「重忠殿は道理をわきまえた天性の正直者」と畠山を梶原の讒訴から救っていた。 畠山らは、先手を売って梶原排斥のグループ訴訟を行い、梶原は弁明せず、2代将軍は梶原を追放する。 このグループ訴訟に時政は名前をのせていない。フィクサー、影の実力者として暗躍する。 愚管抄には梶原追放は2代将軍の落度と。自分を守ってくれるべき人を一人ずつ失っていく。 ・今後の展開 結城朝光は平安末期の仁安3年(1168年)、下野国(現:栃木県)の大豪族である小山政光(おやま まさみつ)と寒河尼(さむかわのあま。)の間に誕生した。 この寒河尼は頼朝の乳母を務めているため、朝光は頼朝と乳兄弟の間柄。 幼名は一万丸(いちまんまる)、頼朝が挙兵した治承4年(1180年)の10月2日に元服。頼朝と政光のから一文字ずつもらって朝光と改名した。 また元服に際して頼朝から成人の証である烏帽子をかぶせてもらい、これで頼朝が烏帽子親、朝光が烏帽子子とさらに絆を深める。 『吾妻鏡』正治元年(1199年)10月25日条 昔から「忠臣は二人の主君に仕えない」という。私は頼朝公から厚く御恩を受けているから、亡くなった時に菩提を弔うため出家したかった。ご遺言によって思い留まったが、今の世を見ると薄氷の上を歩くようだ……。 景時は朝光を讒訴する。 朝光は阿波局(あわのつぼね)に相談する。 三浦義村に相談した朝光は、和田義盛や安達盛長の協力を得て景時に対する弾劾状を書く。 「梶原の讒訴によって命を落とした御家人は数知れない。彼らの無念を今こそ晴らす!」 連ねた署名は66名。頼家は景時を見捨る。 結城朝光は、その後も鎌倉幕府の重鎮として活躍し、承久の乱でも武功を立てるなど、存在感を発揮し。そして建長6年(1254年)2月24日に87歳の生涯に幕を下ろす。 実に「お前たちは狂っている」と言われた鎌倉幕府を生き残る一人である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年07月18日 12時34分33秒
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