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カテゴリ:鎌倉殿の13人
平城宮跡出土の木球、「打毬」か 奈文研が分析、貴族に流行
7/30(土) 奈良市の平城宮跡で約35年前に出土した木球が、西洋の馬術競技ポロに似た日本古来の遊戯「打毬」に使われた可能性があることが30日、分かった。奈良文化財研究所が成果を紀要に掲載した。分析した小田裕樹主任研究員は「当時の貴族に流行した遊びを復元する貴重な資料になる」と話した。 木球は直径4.8~5.3センチで、直径約3センチの平らな面もあった。天皇に仕える貴族らが多くいたとされる「内裏東方東大溝地区」の溝から約35年前の調査で見つかっていた。出土品の見直しをしているうちに、球に近づけるため側面などが丁寧に整えられており、打毬用の木球とみられることが分かった。 打毬(だきゅう)は日本の競技・遊戯。馬に騎った者らが2組に分かれ、打毬杖(だきゅうづえ。毬杖)をふるって庭にある毬を自分の組の毬門に早く入れることを競う。現在は、宮内庁と青森県八戸市の長者山新羅神社、山形県山形市の豊烈神社にのみ伝承され、長者山新羅神社と豊烈神社では騎馬ではない「徒打毬(かちだきゅう)」も行われる。 紀元前6世紀のペルシャ(現在のイラン)を起源とし、古代中国を経て伝来したもので、ペルシャからヨーロッパに伝播し、イギリスで近代化されたポロとは同源とされる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年07月30日 18時06分26秒
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