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6月に切った貝塚の根っこがこんなになりました 周りの細い根は完全にかれています 幹の中心部はまだこんな状態、場所が狭いだけに掘ることも出来ません 今日?回目の灯油をかけてみました 人の話によると当市出身の総理大臣をもりあげようと作った 「太郎ちゃん饅頭」 似顔絵が外され他の名前で売っていたとか・・・商店街も非情です 引退会見での「日本の未来は明るい」最後まで強気の発言で締めくくり 難しい時期に1年間ご苦労様でした> =2009/09/16付 西日本新聞朝刊=より引用 麻生首相 「悩み」続けた1年だった 麻生太郎首相がきょう退任する。昨年9月24日の就任から358日間の首相在任だったが、さまざまな意味で異彩を放った首相ではあった。強気と弱気が交錯し「悩み」続けた1年でもあった。 登場は自信満々だった。「私には自信があります。危機を好機に転ずる、不屈の能力に対する、自信です」 とりわけ外交と経済に関しては多弁だった。「外相経験者で私ほど外交について多くを述べた者は、かつてただの一人もおりません」「日本経済、全治三年。一に景気の下支え、二に成長を促す財政再建、三に改革を通じた成長戦略。これが王道であります」 泉下のチャーチル、ケインズも顔負けの大見得(みえ)を切って首相の座に就いた。 「次の総選挙で民主党に勝って初めて天命を果たしたことになる」と宣言し、所信表明では「私は決して逃げない」と早期解散を迫る当時の小沢一郎民主党代表に逆に挑戦状を突きつけた。 支持率低迷が続く自民党の「選挙の顔」としての使命感と、悲願の首相に就いた高揚感が、言葉と行動の端々にみなぎっていた。 それも10月半ばまで。以後は「自信と強気の政治家」のイメージは失(う)せ、「弱気と優柔不断」が頭をもたげる首相の姿を私たちは幾度となく見てきた。 米国発の金融危機が予想を超える速さで日本の実体経済を脅かし始めたのも、誤算だった。その後、解散への首相の決断を鈍らせる大きな要因となった。 自民党が行った調査では「総選挙に打って出ても負ける」。悩んだ揚げ句の選択が「政局より政策」だった。一国の政治責任者として、この時期、この判断は必ずしも間違ってはいまい。 景気対策のための2度の補正予算。本予算成立後にも再び大型補正を組んだ。小泉構造改革を否定する、この矢継ぎ早の財政出動を選挙向けの政権浮揚狙いと見るか、日本の針路変更を促す政策転換と見るか。評価は歴史に委ねたい。 任期満了ぎりぎりとなった決断の結果は大敗北だった。主因は国民の不満と要請に応えられなかった積年の自民党政治にあるが、これほど負けた責任はやはり解散時期を見誤った麻生首相にある。 強みのはずだった持ち前の「率直な物言い」も、しばしば思慮を欠き、国民感情をマイナス方向に刺激した。指導力の「ぶれ」の要因ともなった。 昨年の首相就任時の社説で、個性が勝ちすぎる首相に私たちがあえて「謙虚さと平衡」を求めたのも、そんな不安からだった。的中したのが残念である。 政権交代は「歴史の必然」を伴う。首相が敬愛する祖父・吉田茂(自由党)も55年前、日本民主党の鳩山一郎に政権を引き渡している。そして、いま孫同士による政権交代。因縁を感じるが、これも時代の要請だろう。「もって瞑(めい)すべし」なのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 17, 2009 07:52:27 AM
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