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maizumiコラム

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Jun 15, 2013
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「我ハ、しゃくじん(石神)デアル」を著した手前、しゃくじんとは何かをネットで調べてみると、以下のように正体は解明されておらず興味深い。

<大辞林>

しゃくじん【石神】⇒ いしがみ(石神)
いしがみ【石神】 色・形などに特徴のある石を,神の依り代や神体として祀(まつ)ったもの。しゃくじん。しゃくじ。
いしがみ【石神】 狂言の一。妻に離縁話をもち出された夫が石神になりすまして,伺いを立てにきた妻の心を変えさせるが,やがて見破られてしまう。


<世界大百科事典>

いしがみ【石神】 狂言の曲名。女狂言。家を顧みず遊んでいる夫に愛想をつかして妻は離婚を申し出る。夫は仲人のところへ行き,妻が来たら仲裁してくれとたのむ。仲人は,やがて訪ねてきた妻に,出雲路の夜叉神(やしやじん)(石神)に伺いを立ててみよと勧めておき,夫には夜叉神の扮装をさせて行かせる。妻は夜叉神に,離別の祈誓を立てに参詣するが,夜叉神に化けている夫は巧みに妻をだまし,離縁を思いとどまらせる。しかたなく夫に添い続けることに決めた妻が,神への礼に神楽を舞いはじめると,夫はつい浮かれて舞い出してしまい,見破られて追い込まれる。


<百科事典マイペディア>

石神【いしがみ】 神霊が降臨する石(磐座・磐境(いわくら・いわさか))や,超自然力をもつという石の信仰は古く,自然石を神体とする神社は多い。また陽物に類する石を〈しゃくじん〉〈さごし〉などと呼び,安産,性病の治癒,雨乞(あまごい)などを祈願する例も各地にみられる。


<柳田国男>

しゃくじんは、単に石神を音読みにした言葉ではなく、大和民族に対する先住民の信仰にもとづく日本古来の神であり、塞の神(サイノカミ)のことであるという。


<Wikipedia(ミシャグジ)>

柳田國男によれば塞の神(サイノカミ)であり、もとは大和民族に対する先住民の信仰。伝承は多岐に及び、石神(シャクジ、サクジ)という他にミシャグチ、サクジ、オシャモジ、シャクチ、サクチ、サグチ、サクジン、オサクジン、オシャグチ、オミシャグチ、サゴジンなど、多様な音転呼称がある。ミシャクジ、ミシャグヂ、ミシャグジン、シャゴジ、オシャゴジ、オシャグジとも。

概要
塞の神(サイノカミ)=境界の神、すなわち、大和民族と先住民がそれぞれの居住地に立てた一種の標識であると柳田國男は考察している。信仰の分布からミシャグジ信仰の淵源は、諏訪信仰に関わるとする見方もある。神徳は百日咳治癒、口中病治癒、安産、子育てなど様々だが、社祠・神座や伝承は年々消滅し続けている。

『駿河新風土記』には、村の量地の後に間竿を埋めた上でこの神を祀る一説がある他、『和漢三才図会』は「志也具之宮(しやぐのみや)」を道祖神(サイノカミの一種)としている。ミシャグジの実態は解明されたとは言い難い。

呼称
「塞」はサエ、ソコ、サキなどの語との結びつきがあり、その語源にはアイヌも絡んでいる。

石神(シャクジ)と石神(いしがみ)を同一視する辞書は複数あるが、『日本民俗大辞典〈上〉あ~そ』は「石神(いしがみ)とは異なる」としている。シャグジは社貢寺とされるが、その名の社寺は現存せず、土俗名ともされる。北左農山人の『江南駅話』には「あの宮が釈地大明神といふ。それをあがめておの字を附け、言ひちがへておしゃこじといふわなぁ」とある。

信仰
諏訪地方では特に諏訪の蛇神であるソソウ神と習合されたためか白蛇の姿をしているともいわれており、建御名方神や洩矢神(モレヤ神)と同一視されることもある。 諏訪地方に於いては太古の昔からのミシャグジ信仰に後から来た建御名方神が習合、同一視されるに到ったともいわれるが、元々諏訪地方の土着神だったミシャグジ神が記紀神話に取り入れられて建御名方神になったという説もある。

この神を祀っていた神社では、神官に憑依して宣託を下す神とされた。また1年毎に八歳の男児が神を降ろす神官に選ばれ、任期を終えた神官が次の神官が決まると同時に人身御供として殺されるという「一年神主」の伝承も残る。マタギ等の山人たちにも信仰されていたと言われる。

ミシャグジ信仰は東日本の広域に渡って分布しており、当初は主に石や樹木を依代とする神であったとされる。地域によっては時代を経るにつれて狩猟の神、そして蛇の姿をしている神という性質を持つようになったと言われている。その信仰形態や神性は多様で、地域によって差異があり、その土地の神や他の神の神性が習合されている場合がある。信仰の分布域と重なる縄文時代の遺跡からミシャグジ神の御神体となっている物や依代とされている物と同じ物が出土している事等からこの信仰が縄文時代から存在していたと考えられている。





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Last updated  Jun 15, 2013 11:40:34 PM
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