青年爺ちゃんの独り言

所用で久し振りに都心に出たが、相も変わらず人出が多いね～

この日は生憎と雨模様だったので、目的の場所までは山手線の大塚駅から

早稲田行きの「都営荒川線」に乗ることにした。

　　「都営荒川線」は、いわゆる都電で昔から『ちんちん電車』である。

　　今や休日には観光客で賑わうが、日常は地元の人たちの足となっている。

　　料金はどこまで乗っても170円、ICカードなら165円。ちなみに吾輩はＩＣカード。

乗り込んだ途端に“チンチン”とベルが鳴った。　いや～、懐かしい音だ

まさに、これこそ『ちんちん電車』だ　　

吾輩、何だか懐かしくて、嬉しくなっちゃったね～　

吾輩、昭和35年に東京へ出てきたが、その頃はまだ『ちんちん電車』が走っていた。

今やすっかり変わってしまったが、スカイツリーがある業平橋近くに下宿していたので、

どこへ行くにも『ちんちん電車』が便利で、良く乗りましたよ。

　　その頃の電車賃は、どこまで乗っても13円、往復乗車券なら25円だった。

　　地下鉄だってどこまで乗っても25円だったから、今、思えばウソみたいだよ。

　　銀座線は今と同じ浅草から渋谷間だが、丸ノ内線が西銀座から池袋までの路線だけ、

　　現在の東京を網の目のように走る地下鉄路線はまだ出来ていなかったね。

半世紀ぶりに乗った『ちんちん電車』、“昭和の青春時代”が蘇ってきたね・・・

あれ　吾輩、どこで降りるんだっけ、降りる駅を忘れちゃったよ

　　　
　　電車のスタイルは良くなっているが、ベルは“チンチン”と昭和のままの音…