混沌への道
ジョン・ライドン自伝感想続きの再開です。 いよいよバンドの運命を決めたビル・グランディ事件の話が来ました。 その話の前に色々と面白かったエピソードを紹介します。 ジョンがマルコムにビートルズについてどう思うか訊いたところ、ビートルズがテンポを外さないで演奏出来ることに驚いていたと(爆笑) ジョンも突っ込んでいたがそんなこと誰でもわかっていることです(´Д` ) 刑務所でのライブというのも凄いというか… まして護衛もいないという状況で… それでもライブは成功で、囚人から感謝の言葉を得た位だから見事というしかありません。 ジョンたちが契約事項を理解していなかったというのも納得いきます。 たとえば私自身がその立場でも契約事項を理解出来るはずないでしょうね。 それこそ業界連中はアーティストを喰い物にするだろうし。 さて、グランディ事件ですが、ピストルズのファンならどういう出来事だったかは知っていると思います。 ジョンが小声で「クソ」とつぶやいたのを皮切りに一緒に出演していたスージー・スーらにグランディが絡んできたのをスティーブが放送禁止用語を連発したというのが真相です。 これでイギリス中が大騒ぎになってしまったということです。 まあ今観ると大騒ぎするほどかな?と言えなくもないですが、30年以上前の感覚では許せないということですか… さてピストルズの運命やいかに… というところで次回に続きます。