LOVE MEバンドヒストリー編4
今改めてBUCK-TICK関係の書籍を読み返しています。 如何にB-Tが素晴らしいバンドであったか再認識している最中です。 では続きです。 アニイがプロの道を諦めようとしていた前後、B-Tも大きく揺らいでいました。 地元群馬で就職したあっちゃんは会社に馴染めず辞めてしまい、上京したくても両親の事を気にして何もできない日々が続きます。 84年10月にお父さんを亡くした踏ん切りがつかず、またドラマーとしても限界を感じていました。 しかしぼんやりと色々なバンドを見ていくうちに、自分だったらもっとヴォーカルを格好良く出来るのにと思い始めている事に驚いていました。 ヴォーカルをやりたい…そう思ったあっちゃんはアニイの家へ行ってS.Pのヴォーカルを志願しました。 さすがにアニイも驚いたようですが、この申し出を断りました。 あっちゃんがB-Tのドラマーである事、S.Pが解散したこと、ヴォーカルとしての実績が無い事を理由に。 やりたいことが見つかったのに…。 一方B-T内でも一つの問題がありました。 今井さんの考えるB-Tのイメージ、ポップでキレイなメロディを重視したスタイル。 このスタイルをアラキがこなせないことが分かってきました。 このままではダメだ…。 アラキは今井さんの幼馴染であり、長年の友達…どう話をするべきか? しかし今井さんたちは決断します。 アラキがBUCK-TICKのヴォーカルに適していないことを告げることに。 85年11月アラキは脱退しました。 ここからの1ヶ月大きく動きだします。 次回新ヴォーカル櫻井敦司、新ドラマーヤガミトール、真正BUCK-TICK誕生へと続きます。