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2024.04.08
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今回は月刊カドカワ4月号(1992年)の続きではありません。

 昨日観た映画の感想です。

 タイトルは「アイアンクロー」。

 "鉄の爪"フリッツ・フォン・エリックとその息子たち、フォン・エリックスの物語です。

 私はリアルタイムではフリッツの現役時代は知りませんが、息子たち、ケビン、デビッド、ケリー、マイクは知っています。

 ちなみに末っ子のクリスもいますが、尺の関係と内容が重くなりすぎるからか、いない体になってます。

 まずエリック一家を題材にしたのが中々渋いなと、かなりのプロレス好きだなと感じました。

 それと登場人物たちの見た目ですが、よく似てるなぁ。

 デビッドはマジで似てました。

 ケリーも似てましたが背丈がちょっと低かったのが残念。

 ケビンより低かったのですが、実際の背の順はデビッド、ケリー、ケビン、マイクの順です。

 あとフリッツですが、雰囲気は似てたかも。

 ハーリー・レイス、リック・フレアー、ブルーザー・ブロディ、ファビラス・フリーバーズも登場してますが、みんな似てました。

 レイス、フレアーはよく似てる人見つけたなぁと感心しました。

 プロモとか本人か?と間違えるほど再現度の高いものでした。

 さて話の内容ですが、フリッツが息子たちをNWA世界王者にするため奔走します。

 それに応えるため頑張る息子たち。

 ただ個々に温度差がある感じで、ケビンやデビッドは努力しているようですが、ケリーはオリンピック出場を目指してましたが、政治的な事情があって諦めてレスラーに転向。

 マイクは明らかにレスラーになることに戸惑いを感じている描写でしたね。

 この作品の中心人物はケビンですが、レスラーとしての才能はデビッドがいちばんでした。

 実際フレアーは自伝でデビッドが自分の後の長期政権になるであろうと評価していました。

 しかし日本に来た直後急死。

 ここから悲劇の始まりとなります。

 追悼大会でケリーがフレアーを破って念願のNWA世界王者となりますが、バイク事故で右足首を無くしてしまいます。

 まあ史実をいうと、事故が起こるのは約2年後で獲得直後ではありません、端折ったのでしょうね。

 マイクもレスラーになりましたが、毒素性ショック症候群に、錠剤の過剰摂取で亡くなります。

 錠剤を飲む描写がありますが、生々しくて背筋が寒くなりました。

 そしてケリーも…。

 直前にケビンに電話で弱音を吐くシーンは痛々しくて辛いものがありました。

 変わり果てたケリーの姿、これでキレてしまったのか、フリッツに掴みかかるケビン、なんともやりきれないなぁ…。

 1人生き延びたケビン、しかし彼には悲劇の最中でも支えてくれた妻パム、2人の息子が側にいます。

 確かにケビン以外の兄弟たちは悲劇でしたが、ケビンが天寿を全うし、家族が幸せを掴めば救いになるのかな。

 最後2人の息子たちと遊んでいるケビンの姿を見てそうなれば良いな、そう思います。

 以上アイアンクローの感想でした。





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最終更新日  2024.04.08 21:06:36
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