|
カテゴリ:障がい者としての生活
いささか古い話。前回4月の名大病院受診の帰り、いつものようにウェルキャブ(後ろの座席が一人分90度に回転して車いすから移乗しやすい)を電話で呼んだら、トヨタのジャパンタクシーが来ました。
名古屋で市内でも走っているのをよく見るようになり、全国的にもポチポチと普及し走っていると思います。で、ジャパンタクシー車いす生活者の為の乗降用スロープも標準装備で、乗ってみたいと思っていたので、それを見たときはラッキー!と思ったのですが・・・ スロープ設置に15分はかかってしまうので、スロープなしで乗ってほしいとドライバー氏。こちらもそんなに待つ気はないので、車内床部分にまず車いすから移り、ドライバー氏の首に両腕を回し、両脇をドライバー氏に抱え上げてもらい座席へ。 以下車中でのドライバー氏との会話。 JPタクシー導入後、社内でスロープ設置の訓練をしたけど手順が煩雑でうまくやって15分から20分はかかり、使い勝手が悪い、現場では使えない。車体の横にスロープを出すので道路状況によっては使えないのでは。トヨタのシエンタ・車いす仕様車は後ろにスロープを出せて操作も簡単等々の話をしました。 タクシーが全部JPタクシーになったら困るなと思いつつ、先日トヨタのJPタクシーのサイトを見たら、スロープ設置の30分ほどもある動画があり、設置して車いすの客を乗せるまで、細かな事を省いても33工程有りました。まぁ煩雑なことこの上なし。ドライバー氏の言ったことに納得。ユニバーサルデザインだとトヨタは思っているかもしれないけど、とてもとてもそうとは言えない、誰がやっても簡単に扱える操作できなきゃいけないでしょ。 ちなみにシエンタ車いす仕様車のサイトでは、5分ほどの動画があり11工程くらいの操作で車いすを乗せていました。シエンタの方がよほどユニバーサルデザインと言える。 で、以上のことをJPタクシーのサイトの「お問合せ」欄を使ってメールで伝えました。トヨタ車のユーザーでもないしオーナーでもないし、ただ1回JPタクシーに乗っただけの一個人のそんなメールに返信はないだろうと思っていたら、翌日にすぐ貴重なご意見ありがとう的な返信あり。おっと~その辺は流石トヨタさんだと思いました。 一個人の意見だけでは、貴重な意見としてくれても実際には改造なんかしないでしょうね。そこで会員となっている障害者自立支援センターと、愛知障害フォーラムに伝手のある知人、乗車したタクシー会社に、僕の問い合わせの記載もあるトヨタからの返信メールをプリントし渡しまして、それぞれの立場からトヨタJPタクシーを使い勝手の良い物にする為の声を届けてもらうようお願いしました。 今のままのJPタクシーが、日本タクシーの標準なんてことになったらほんと困っちゃう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年05月30日 22時20分37秒
コメント(0) | コメントを書く |