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カテゴリ:読書
高神覚昇師の書かれた「般若心経講義」をざっと50年ぶりに読みました。18の頃最初に読んだ仏教書で、これが私めを仏教にいざなってくれました。ですから私めにとって最重要な本。
文章を読むと昭和21年・1946年から22年にかけて12回に分けて、おそらくラジオ放送された物ではないかと思います。序文は昭和22年春とあり、奧付けをみると昭和27年・1952年に角川から文庫として初版発行。平成6年・1994年に改版42版発行。 読まれているんですね。 敗戦直後のドサクサの時代に、このような多分ラジオ放送をしたであろうものを、52年にはや出版。51年生まれの私めにとっては感慨深いものがあります。 内容は般若心経を入り口に仏教全体の教えを説いたものと、読み返してみて思いました。 上座部仏教を小乗と書くなど、70年ほど前の状況を知るよすがとなるような記述もあります。 古本で角川文庫版を読みましたが、 般若心経講義 [ 高神覚昇 ] 楽天では彩図社というところが2014年に出しています。 若い人には敗戦直後に出版され、少々退屈する文章かもしれませんが、読んでみる値打ちはあると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年02月07日 21時51分08秒
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