足の裏
足の裏になりたい。目立たずしっかりと支えられる人に。30年間培ってきたものを後世に残す。千葉が自分を救ってくれたから、ささやかな恩返し。教育と福祉の共同体。スタッフもほぼ揃う。といっても自分にとっては子どもたち。児童福祉の宝物。大事に育てる。施設は人だから。みんな自分にないものたくさん持ってる。自分はそれを最大限活かす。一人はみんなのためにみんなは一人のために。まるで野球部の監督と同じだな。でも人生は、すべては思い通りにならないもの。金や自分の名誉のために児童福祉を利用する者がいる。もう一つの戦いが始まる。自分の人生らしいな。波瀾万丈…。でもこれだけは譲れない。最後の砦。教護魂…。何も知らない人間に、よく深い人間に、児童福祉を語らせたくはない。自分の人生を賭けて。暑苦しい人。またそう呼ばれるけど。卒業できそうもない。死ぬまで…。そして自分は足の裏になる。