ジパングママのこころ

昔から読者感想文が苦手な私。

うまく、この本の面白さが伝わるかな？



この話は、区役所に勤める主人公、洋輔が

それまで気が付かなかった

男性が好きな気持ちに悩み、苦しんで、

少しずつ、ゲイである自分の気持ちと

向き合っていくお話し。


公務員という真面目な職業でありながら、

男性とのカンケイをセキララに

綴っている文章は、そのギャップに

興味を引きます。

後半は、ますます過激な描写で、

ドキドキ！

もちろん、ただの官能小説なら、

よくありがち。

でも、この本はゲイの自分を

次第に受け入れていく内情が

書かれてます。


「おねえキャラ」が流行っている今。

今でこそ、明るく楽しい彼らも

きっと、悩み、苦しんだ時が

あったんだろうなぁ。

男女の恋愛感覚と男性同士の

恋愛感覚は、同じなんだよね。

それが、男性が男性に向けての想い

だと考えると、引いてしまうひともいるかな？

でもね、いろんな愛のカタチが

あることを、教えてくれた本でした。

是非ぜひ、たくさんの人に

読んでほしいなぁ！！


「ゼロの球体(スフィア)」
　　出版社　文芸社　
著者　　 江澤 涼太