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予定通り、先週、熱で保育園を休んだマコトを
振り替えで今日放り込んで、インフォメーションへ 整理券をもらいにゴー。 国立療養所大島青松園の中に(というか全体?) 芸術祭の展示場があります。 国立だからなのか、船は無料。官船です。高速艇のため 人数が限られていて、整理券がないと乗れません。 9時10分のに乗れたらいいな、ムリなら11時のでいいやと 思ってたけど、余裕で9時10分に乗れました。 大島はハンセン氏病の療養所として今でも入所者がいるため 入所者の方の撮影は禁止されていて、また園内も立ち入り禁止 区域もあると写真クラブのメンバーから聞いていたので、 今回は写真を撮る目的というよりも、芸術祭の鑑賞とこんな 機会でもなければ訪れることもない(できない)であろう ということでカメラもコンパクトデジカメとビッグミニのみ。 同じ船に乗った人たちをグループとして、1時間弱のツアー をスタッフの方がしてくれてその後は自由散策でした。 芸術祭の会場に石の台が置いてあって、なんだろうと思って いたら、それは解剖台で実際に使われていたものでした。 捨てられていたものが浜辺から見つかって、浜辺に捨てられて いたため、表面に貝がくっついていたりしてますが、真ん中に 穴があいていて、解剖したり、遺体を最後に洗うときに出る 汚物をその穴から捨てていたと聞いて、びっくりしました。 もっとハンセン氏病で差別を受けた人たちのことを詳しく 教えてくれたりするのかと思ったんですが、深くは触れず それでも実際に現地に立ってみると思うことはあります。 昔、テレビで特集をしていたのを少し見たことあるんですが、 かなりひどい扱いを受け、また病気になった家族も差別を 受けたようです。感染力は非常に弱く、カゼ以下だそうです。 もちろん現在では治る病気で、適切な処置を受ければ普通に 皮膚科に通院すれば大丈夫だそうです。 現在も104名の入所者がいるそうですが、その人たちは病気 の治療は終わっていて、後の後遺症の治療のためにここで 生活しているそうです。 納骨堂にもおまいりしましたが、今入所している人たちが なくなられた後に入るスペースもあるそうです。おそらく 高齢のため(平均年齢約80歳)、帰る場所もなく、この島で 荼毘にふされ(火葬場もあります)そして、この島で眠る 人たちがほとんどなんでしょうね。。。 今まで訪れた男木島や女木島では感じなかったんですが、 船を下りた瞬間、波打ち際で波の音がすごく聞こえてきました。 島の反対側の海側に行ったときもそう思い、島のどこに いても波の音が聞こえてくるのかもしれません。 すごく落ち着いたゆったりした気分になれるのですが、 ここにそんな歴史があるとは知らなければ絶対わからない ですね。印象的でした。 さて、土曜日は犬島に行く予定です。あとわずかな会期なので 混雑は必至だけど、楽しんでこようと思います。 そろそろマコトも帰ってくるなぁ。 写真は「風の舞」。納骨堂に納め切れなかった遺骨が納められています。 右側(写真にはうつってません)に火葬場があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月19日 16時26分41秒
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