テーマ:介護・看護・喪失(5323)
カテゴリ:認知症介護
最近、MSNのニューストピックスで長門博之さんの介護日記がUPされています。
毎朝会社に行ってPCを開いたら読むのが日課になりつつある今日この頃。 その中に 『「チュー」と言うと、ほおにキスをしてくれるのです。 言葉がうまく見つけられなくなった洋子に「ばか」と言われて、 「『ばか』と言ったら、チュー(キス)をする」と迫ったことがあるんです。 それを喜んでくれて、以来、洋子は「チュー」というと反応してくれるようになりました。』 という一文が。 『言葉がうまく見つけられないから「ばか」という』 うちの母もそうなのかなーと思わされた一文でした。 我が家の母はなにかあるとすぐ「うるさいなー」 この言葉の裏には「うまく見つけられない」からというカラクリがあったんですね。 ほかにも『夜中に私の部屋で、ぼんやりテレビを見ながら塩せんべいをボリボリかじるのも、私の側にいたいからだと伝わってきます。』 よく「もう9時だから寝たら?」と何気なく言ってしまう言葉ですが、 母も一緒になってテレビを見てたいのかなと。 この「一緒」というのが嬉しいんですね。 話についていけない母は大好きなお芋を出すと大喜び。 お団子や大福など御菓子が大好き。 そのくせ、「○○ちゃんは(私)食べないの?」「パパは食べた?」って 食事もおやつも人のことを気にしてて。 これもお菓子ならみんなで食べられる、みんなにあげようという やさしい気持ちからなんでしょうね。 頭でわかっていても、やさしい気持ちになれなかった最近ですが、 長門さんの日記を読んで、またやさしい気持ちになれそうな気がします。 先日父が掃除をしていたら、10年前に母の発症に気がついたアメリカ旅行での 行動記録のメモが(母の妹が書いてた)出てきたそうです。 そこには今と変わらぬ母の姿が書いてあったと。 着々と進んではいるものの、これは嬉しいことです 母の行動にイラつくのではなく、 むしろ現状を維持してくれてる母に感謝をせねば そして「ありがとう」「ごめんね」という言葉がササっとすぐ出てくる 母を見習わなければと思ったのでした 怒鳴るばかりで「ありがとう」も「ごめんね」も 普段の生活から欠けていたように思うので。 日々の行動はやがて顔に出る 気持ちがギスギスしてたら顔も鬼のようになってかわいくなくなります。 やさしい気持ちとスマイルです。イェイ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月05日 12時45分49秒
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