テーマ:介護・看護・喪失(5321)
カテゴリ:認知症介護
今日は母と一緒に美容院へ。
私は到着するなりホトフラに見舞われポーっ 一人汗を拭く私に 冷たいお茶と扇子を貸して下さりありがたや~ さて今日は最近の認知症の母の事件簿を CASE1 昨日姉の家に遊びに行き散歩中の出来事。 信号まちをしていた時に向こうから渡ってくる母子が、 子供が転んで横断歩道途中の歩道の上で止まってしまった。 子供は転んだから大泣きしてて、それをうちの母がこちらから 母「あーあーあんなに泣かして、かわいそうに」と。 姉「大丈夫だよお母さんいるし」と、その場から動かそうとしたけど、 母「違うわよあの子まだ泣いてるじゃない。 かわいそうに、あーあー何やってるのかしら」 と大声でまだ言い続けて。。。 それをそばで聞いていた母子のお父さん(すでに信号を渡り終えて、こちら側にいたの)が、 「ただ、転んだだけでしょ!!何で、他人のあなたがとやかく言うんですか!! 私の娘なんだからほっといてください」と、怒鳴りだして。 信号待ちの人たちもびっくりするくらい大きな声で。 姉もマズイと思って、「ママ、行くよ」と言ったそうですが、 「何よ、あんなに泣かしてかわいそうに」と母はまだ言い続けて。 慌てて腕をつかみその場を去ったそうな。 CASE2 美容院からの帰り道の出来事。 母におやつを買ってあげようと100円ショップに寄ったら、 通路に2人の女性がそれぞれ商品を見てたんです。 母はその人たちを邪魔だと思ってたんでしょうね。 一人のおばさんを背後からじーっと睨み (背後でよかった・・) どかない(商品見てるから当たり前なんですが)おばさんに 「邪魔よぉ」って その場で母に「道をあけてほしかったらスイマセンって声かけるんだよ」と 言ったのですが、母は「違うわよ、まったくなんでどかないのかしら」って大声で。 おばさんもけげんな顔で見るし、昨日の今日の出来事にまたかと。 穏やかモードの時は赤ちゃんや小さい子供たちが大好きなんで、 そういう小さい子には必ず声をかけたり、 お花を見てきれいねぇと言ったり、 小川の鯉を発見したりして楽しそうな時はいいんです。 でも怒りモードのスイッチが入ったら大変。 横を通った車(そこは車が通る道)に、 「何よ、危ないわね」と怒り、車の側面を叩いたり 中高校生が自転車に乗りながら騒いでいれば 「危ないじゃない、何やってるのよ。あんな乗り方して」と、大声で怒鳴る。 自転車に関しては中高生に限らず、おばさんに対しても「危ないじゃない」って。 何でも思いつくままに発言してしまうから、かなりヤバい場面しばしば。 しかも声がデカイ・・・ ひょぇ~ってなるわぁ 私がそう言われたら逆に「はぁっ」って思うし。 ふつうはそうよね。 見た目は、アルツなんてわからないから 「ただのいやなババア」にしか見えないのが一番の困りもの。 どうしたものかねぇ・・・。 怒りモードのスイッチが入ると 「チクショーめ」「あいつ」など言葉づかいは悪くなるし。(なぜ悪い言葉は残るんだろう) このスイッチが入るタイミングがいまいちわからないけど、 だいぶ察知できるようになった 私の対処法は「なんらかの病気なんですぅ~」ってアピールするかのように(自己満足ですが。あはっ♪)、 「それはこう言わないでこういう風に言おうね」と諭しながら、 話題をすり替える でもCASE1のようにターゲットロックオン状態になってしまったら もう武力行使で腕をつかんで「その場を去るに限る」 だって対象物が見えなくなあれば忘れる病気だから。 このブログを見てる方で こんな老人を見かけたら 「はぁ」と 思った後にジザックマのブログを思い出して戴けたらうれしいです。 同伴者がついてるご老人がヤイヤイ怒鳴ってたら それは「もしやこの人もジザックマのお母さんにような・・・」って。 いや、そういえばどこかで読んだなくらいでも全然いいーんです。 決して悪気があるわけじゃないんです。 ただ思いつくまま言ってしまう病気のしわざなんです。 見た目が普通なだけに判断がつきにくいですが、 「なにを」と思ったあとに(思ったあとでいいですよトーゼンですから) 「ひょっとしたら・・・」と 頭の片隅にほんのちょこっと、ほんのちょこっとでいいので 「温かい目」を置いて頂けたらうれしいです。 ちなみにこれは美容院帰りの母。 こざっぱりと短くしてもらいました 美容院行くまではブツブツ言いますが、 「きれいよぉ」って褒めると「あらそうぉ」とその気になるお母ちゃま。 今日もかわいいわよぉ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月04日 15時23分20秒
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