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結婚して27年。
姑ちゃんとは、ずっと別居だけど歩いて行けるぐらいの距離に住んでます。 御年82才ですが、若い頃から定年まで働いてその後も数年嘱託で働いてきた人なので 私が働く事にも常に理解してくれるからその点は色々助かったなと感謝しています。 (盆や正月に長男の嫁なのだから何かしろ!とか手伝えとか言われた事が無い) 姑ちゃんは、職場が繁華街にあったせいなのか、通勤用に上等な洋服をたくさん持っていたり メイクが、丁寧なんだけど手早く出来たりします。 82才であんなに丁寧に早くベースメイクが出来る女性は少ないのではないかと思います。 すっぴんとは別人の顔になるのですよ。 別に濃いメイクでは無いのですが、やはりベースメイクって大事なんだなぁ…と思う私。 (私は引きこもり中なのでほぼ毎日すっぴんです) しかし、姑ちゃんの化粧品代は年に10万円ぐらいかかっています。 シャンプーなども美容院でしか買いません。 なので、姑ちゃんの家で髪を洗うとサラサラの綺麗な髪になります。 我が家では考えられない出費です。 そう。。。姑ちゃんと私は金銭感覚が180度ぐらい違うのです。 「産まれてからお金で苦労した事なんて無い!だから節約ってどうするのか知らん!」と 豪語し続ける人ですから(^^; そういう点や自己主張が強くて絶対に自分の意思をまげない部分や世間体第一!慣例第一!自分が第一!親戚や他人の悪口が大好き!などなど 家族を犠牲にしてでも貫きたがる残念な部分も有ります。 嫁である私の言う事よりも、みのもんたさんや細木数子さんの言う事を盲信してたりとか 面白い部分もあります。 多分、知らない人からは「仲の良い姑と嫁」にしか見えないと思いますが (お互い言いたい事言い合ってるので) やはり、熱いバトルを繰り広げてた戦国時代もありました。 相方が毎回姑ちゃんの味方をするのもバトルに油を注ぐ結果になっていましたね。 しかし、息子のそんな気持ちも理解はしておらず 相方の悪口まで私に言ってきます。 可哀想な相方。。。。。 多分、細かい事を書けば、姑ちゃんのネタだけで1つのブログが出来てしまうと思います。 そんな姑ちゃんですが、今は認知症と右半分顔面麻痺になってしまい 症状が進行する度に人格も変わってきました。 なんと、ありがとうが言える人になってきたのです! これにはかなり驚きました! 元気だった頃は「ありがとう」と「ごめんね」なんて一切言われた事が無かったので。 実は遺伝なのかなんなのか判りませんが、相方も「ありがとう」と「ごめんね」が言えない人です。 ついでに「思いやりって何なのか本当に判らない」と相方に言われてショックを受けた事もあります。 認知症で性格が良くなったの? 総入れ歯の姑でも食べられそうなおかずの時は持って行ってあげる事があるのですが (姑ちゃんは家事が出来なくなってるので) 最近、カレイの味噌煮を持って行った時だったかな? 「ママ、魚を煮るの上手やなぁ~美味しそうやわ!」と歯が全部浮きそうなお世辞も言い出しました! (姑ちゃんは私の事をママと呼びます。) それも、私が帰るまで何度も何度も言ってくれます。 自慢じゃありませんが、料理の腕は逆立ちしたって姑ちゃんには敵いません。 現に、お世辞を言いながらも「ちょっとこれ、味が濃いわ!」という正直な意見も挟んできます(笑) 呆けて言ってるのか、気を使って言ってるのか区別がつきませんが ともかくドンドン良い人になってるというか、可愛らしくなってきたというか 不思議です。 外傷性認知症で六十六歳で亡くなった舅さんは 認知症あるあるを全部網羅したような状態だったのである程度の覚悟はしていたのですが 良い意味で外れてます。 神様が応援してくれてるのかな? でも、筋萎縮症になってしまった相方もつい最近「ありがとう」って言ったんですよ。 姑宅の家賃を今は私が振り込んでるので振り込んだ後に 「今日、家賃振り込んでおいたよ」って伝えた時、そう言われたので 「ひょっとして…親子共々、良い人になってきたの?」と驚きましたよ。 まぁ、それでも二人とも気分や体調が悪い時には暴言も吐いてくるので プラマイ0かなぁ…。 見た目に気を使ってた姑ちゃんが、顔面麻痺で歪んだ顔になってしまった事や いろんな事がどんどん出来なくなっていく恐怖と闘っているのを見ると可哀想で 私も反撃はしなくなりました。 でも、娘達に言われたのですよ。 「お婆ちゃんは、ママが考えてるよりしたたかな人だよ」って。 「誰に頼ればいいのかちゃんと判ってるから。」 私「…まじか?」 私はアホなのでしょうか? でも、家族は助け合わないと。。。という姿を娘達に見せるのも大事ですよね。 アホでもいいです。 ともかく、認知症も筋萎縮症も進行が進まない事を願うばかりです。 (^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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