けるっちイズム

旦那の誕生日当日午後5時過ぎ

帰宅するけるっちの目を釘付けにした

新聞の包み紙は

蟹

ではなく

牛

でもなく

アスパラだ

いったい誰が？何のために？

いや、食べる為だけど

あの人か？この人か？と思いはグルグルとまわる

名探偵カルビッチ氏の登場だ

「・・・このアスパラは・・・」

カルビッチ氏の眼光が怪しく光る

「このアスパラ・・・農家の佐藤君（仮名）の匂いがするにゃりよ」

こうしてあっけなく事件は幕をひいた

と、冗談はさておき

玄関先で悩んでいたとき

佐藤君の奥さんから

アスパラ玄関に置いておきました～

とメールが着たのだ

いつもありがとう佐藤君

新鮮なアスパラを眺めているうちに

料理のやる気がすっかりなくなっていた

けるっちの心に再び火がともった

このアスパラ・・・

フライで食べたい

カツにして食べたい

しかし、これから油で揚げるのか？

小麦粉をつけて？

卵を絡めて？

パン粉をつけて？

本当に？

しかし、けるっちは猛烈に

アスパラのフライが食べたくなってしまったのだ

しかしこれからの揚げ物はきつい

いいだけ料理した後だけに

かなりきつい

そうだ

そうだ

こんな時は

再び

ど、ドラえも～ん！！

「今度はまたドラちゃんにゃりか？

いったい何役こなせばいいにゃり？」

「のび太君は人使いが荒いにゃりよ～ごそごそ・・・こんな時はこれにゃり」

「第3のビール！！！

これは麦芽以外から出来たビールティストのアルコールにゃり」

「これを飲むと少し気分が高揚するにゃり。でも・・・気をつけるにゃりよ。

飲みすぎると眠気も出てきて逆効果にゃり～クックックッ」 

と、一杯やりながら作り上げたのが

アスパラのフライ

高揚ついでに海老も揚げちゃった

こうしてアスパラと海老のフライが揚がったところで

ビールを飲んだ、けるっちも出来揚がった

さて、その後旦那も帰宅し

料理を囲んでの誕生会になった

旦那の評価？

うんうん頷きながら食べてたよ

かつて

旦那の職場の事務員さんが

私の料理の腕前について聞いてきたことがあったそうだ

その時の旦那は

一瞬の間をおき

「色んなものを作る人」

と、話したそうだ

けるっちの料理の称号は

星が1つでも、2つでも、ましてや3つでもない

けるっちの称号は

色んなものを作る人

だ

妙に納得した

旦那の誕生日当日の夜だった

動画まで作っちゃった
誕生日 posted by (C)けるっち

完

長らく料理にお付き合いいただきありがとうございます

妥協せずにブログを仕上げたので

家事を妥協しまくりました

なので

4,5日休みます、お掃除のため

けるっち3●歳2児の母でした