けるっちイズム

おっと気が付けば１週間も放置

ってかすごく忙しかったもんで

あのKYっぷりに定評のある母が入院してから１週間

しかし

いつ行っても

いつ行っても

病室でおとなしくしていたためしがない

これはいったいどうしたことだ

検査が忙しいのはわかるが

それにしても

この非在室の時間が長いのは謎だ

いや、

謎はすぐ解けた

「だってぇぇ、皆なんだか暗いから～励ましにいってたのよぉ」

なんでも勝手に

慰問活動

を始めたらしい

お気楽にも程があることをそろそろ知ってほしい

「だめよぉ、そんなことじゃ～病気に負けちゃうんだからぁ」

と、自称病気のデパートけるっちの母

さっちゃん（皆、このおばさんをこう呼ぶ）は

あっちの病室こっちの病室で

自らの生い立ちと病歴を披露しながら

頑張ろう！一緒に頑張ろう！

と、勝手に

そう

勝手に

人の迷惑省みず

勝手に励まし続けている

え？何？

皆落込んでるみたい？

うんうん、そうだねぇ、皆静かに寝てるよね

入院って退屈だよね

つまらないよね

って

皆病気で入院してるの！！

普通なの！！

それが、普通なの！！

あなたも病気で入院してるのっ！！

という言葉むなしく

「私だって具合の悪い人のところは遠慮してるのよ～」

誰か彼女を止めてください

このおばさんを誰か

誰か

誰か止めて～

と嘆き続けた１週間

本日彼女はまな板の鯉となる

いや

今回のメイン

手術

これでしばらくはおとなしく病室にいるだろう

と、思いきや

え？先生、次の日から歩いていいの？

え？先生、安静にしてなくていいの？

先生「はい、いいですよぉ」

先生～～～

麻酔・・・

多めにしてもらえません？

え？無理？やっぱり？

医学の力で彼女をおとなしくさせるのは無理なようだった

まぁ、とにかく頑張れ

さっちゃん！

いや、頑張るのは先生か？

私も術中は病院にいたかったんだけど

２号がいまさら水疱瘡になっちゃって行けないのよ

でも

けるっち3歳２児の母

の

母さっちゃん歳２児の母

４児の祖母は

間違いなく大丈夫だろう

そして、長生きするのであろう

（あれだけ自己中心だと、ストレスたまらないだろう）

そして

私の苦労も続くのであろう

まぁ、それも良いかと思った７月の暑い日だった