カテゴリ:自然
今朝、NHKのミニ番組「さわやか自然百景」で冬の根尾川の風物詩を映してた。
岐阜県の山深いところを流れる根尾川の中流は両側を雪にすっぽり覆われてて、野鳥たちだけが闊歩する綺麗な世界だったよ。 サギやカモとかの水鳥が何種類も居て紹介されてた。 最近、うちの裏の川に野鳥がたくさん居ることが気がついて野鳥の名前も少しづつ覚えて来てるから”おお~!この綺麗なのがオシドリかぁ!”とか面白く観れたよ(^^♪ 何にも知らなかったり興味が無いと右から左に素通りして行くものも、何か少し引っ掛かりが出来ると、その引っ掛かりに、新しく見たり聞いたりするものが引っ掛かって枝葉を伸ばして行くように育って行くんだよね。 僕の中に野鳥の引っ掛かりは出来たみたいなので、もうほって置いてもこれから野鳥の事を知って行くんだろうな^-^ 「歴史」とか「星」なんかもそうだったと思うんだ。 何にも知らない時は、新しいものを見ても聞いても引っ掛かりようがなかったけど、ほんの少しでも面白いって思ったら、そこに引っ掛かりが出来て、あとは勝手に育って行ったもんな(^^) で、根尾川の野鳥なんだけど確かに数も種類も多いんだけど、うちの裏の川も捨てたもんじゃないって思ったんだ! こんな大阪湾というめちゃめちゃ人口を抱えた湾から高々3、4キロのところでたいがい10種類ぐらいの野鳥を見れるんだからたいしたもんだよ! で、番組の話にもどすね。この番組のナレーションは女性アナウンサーだったんだよね。 で、そのナレーションで「根尾川」のことを「ねおがわ」じゃなくて「でおがわ」と言ってるように聞こえたんだ。 その時、僕は昔の事を思い出して ゛ああ!このアナウンサーさん、根尾村出身なんじゃないだろか?!゛って思ったんだ。 僕の中で「でお村事件」として大きく記憶に残ってる事があってね、くだらない話だけど書こうと思う。 昔昔のお盆休みに石川県金沢市から愛知県名古屋市に向かおうとしてた時に、途中「白山スーパー林道」を走りたくて山に入ったんだけど、途中のガソリンスタンドで「白山スーパー林道」は、午後5時を過ぎたらクローズされるので、もう走れないって言われたんだ。 で、しかたがないから国道157号線を名古屋方面に向かった。 その日は視界も悪いほどの豪雨で福井県から岐阜県に抜ける温見峠を越える前後の長い区間は道幅も狭くて、舗装もしてなくてめちゃくちゃ怖くて時速10キロぐらいでしか走れなかったんだ。 この温見峠から岐阜県側の里までの広い範囲が根尾村というところで根尾川の源流のあるところなんだ。 この峠を越えるだけで5時間ぐらいかかって、もうへとへとになって時間も夜中過ぎになってやっと人家のあるところまで降りて来れたんだ。 そこはちょっとした村落で、もう夜中過ぎだってのに灯りがたくさんあってなんか賑やかだったんだ。 お祭りだったみたいで、人が何人も歩いてた。 僕は、ほんとに命からがらって感じだったし道が合ってるのかも不安だったから、人の姿が嬉しくて嬉しくて車を停めて、道を歩いてた浴衣の女の子に此処が何処なのかを訪ねたんだよね。 「でお村です」と教えてくれた。 「えっ、でお村ですか?」と僕。 「いえ違います。でお村です」と、その子。 「ええっ?、でお村なんでしょう?」と重ねて僕。 「だから、でお村ですって!」と、その子。 と、そんな会話を延々とやってたら、怖そうなお兄さんたちがやって来たんだ(^_^;) ひえ~、ナンパしてるんじゃないよぉ~(>_<) 此処が何処か訊いてるだけなんだよぉ~(>_<) 「どうしたんだ?」と、そのお兄さん。 「福井県側から降りて来たんですけど、此処は何処か、お聞きしてたんです。此処は、でお村なんですよね?」 「違うよ。此処は、でお村というとこだよ」と、お兄さんは優しく教えてくれたので、ほっとしたけど、でも女の子と同じことを繰り返すだけなんだ。 僕は、地図を引っ張り出して、157号線の福井県から岐阜県に入ったところを見たんだよね。 根尾村がすぐに見つかった。 「ああ!此処は、ねお村なんですね?」 「そうそう、此処は、でお村だよ」と、そのお兄さん。 僕には『で』と聞えたのは『ね』だったんだよね(^^) きっと、この地方の人の話す『ね』の発音は、僕の知ってる『ね』の発音とは違うんだろう。 此処の人が話す『ね』の音は、何度聞いても僕には『で』にしか聞えなかったんだからね。 今日のテレビで根尾川の事を「でおがわ」と聞えたことで、あの夜中の根尾村での「でお村事件」の事を、怖そうなお兄さんがやって来る風景と共に思い出した僕でした(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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