テーマ:本のある暮らし(3316)
カテゴリ:ミステリー
この記事のタイトルは「最後の記事(その2)」のコメントにまーちんさんが書いてくれた事なんだ。
とっても解りやすい論理なんだけど、そういう事を僕は考えなかったので目から鱗が取れた思いがして、またぞろ書きたくなった"^_^" そのまーちんさんのコメントがこれ↓ "最後に私の岸・栗山の除外理由はアラビア語ペラペラの伊野部になりすました犯人がエジプト人のマリカに電話するのに英語を使った理由はアラビア語が話せないってことですよね。" いやいやいや~!! この事は、栗山、園咲、麻子の東和大学の者を犯人としようと思わなかったら考えもしないことだけど、いざ栗山を犯人としようとしたらこの事は大きいよね。 もっとも3月20日の夜に昇平が拉致された時刻(11時20分頃)にアリバイのある東和大学の3人は、初めから除外して考えなかった人のほうが多いと思うしね。 東和大学の3人は20日の夜19時前から、日が変わって21日の1時まで食事と飲み会のアリバイがあるし...。 ただ20日の19時に食事中であるはずの麻子が関南テレビの撮影クルーのレンタルマンションの昇平の部屋に行ってることで、このアリバイも崩せる方法があるのかも知れないと思ってたんだけどね。 だけど栗山は無いね。 まーちんさんは、アリバイ表は意識しないで推理したとおっしゃってたからこの事に気がつかれたのかも知れない。 アリバイに固執してたら、アリバイを崩すことにばかりに神経が行ってしまって気が付かなかったのではないだろうか。 「最後の記事(その2)」で、もっとも物語を作りやすい栗山をもっと追求しておけば良かったと書いたけど、マリカへの電話が英語だったのは決定的だと思う。 『マリカにスープレックスクルーズ420号室の部屋を開けさせる』 ↑この事は、この殺人計画全体の中でも一番不確かな失敗の危険のあることなんよ! 人の気持ちを誘導しなければならないという、どうなるか分からない要因を含んでるのはここだけだし、犯人は伊野部になりすます事に全力を傾けたと思うもんな。 アラビア語を話すことが出来るのに、あえて使わなかった理由を見つけることは出来ないと思う。 さて、まーちんさんのコメントにあった、もう一人の人物「岸」についてなんだけど、もう一度ざっとだけど本を繰ってみたんだけど「岸」がアラビア語をしゃべれるという記述を見つけることは出来なかった。 普通に考えたら日本のテレビ局のプロデューサーでしかない岸はアラビア語をしゃべれないと思うけど、岸の担当する『古代エジプトの謎』という番組はもう10年も前から続いてる番組だし岸がアラビア語を勉強してしゃべれるようになってるって事もあってもおかしくないし、もっとちゃんと読んでみようと思う。 だって「冬のソナタ」に夢中になった僕でも半年でハングルをかなりのところまで勉強できたもん、10年も『古代エジプトの謎』にかけてた岸なんか、しゃべれるんじゃないのん...? 昔からのスノーボード仲間に大阪外大アラビア語学科卒業の奴がいたけど、そいつはかなりの馬鹿だけどアラビア語を話せたもんな...。 そいつ馬鹿なんだよ~!(^。^) そいつとは、もう20年来の友達だけど、なんかよく喧嘩をしてね、前に 「もう金輪際連絡をして来るな!」って手紙に書いたら、そいつは僕との共通の友人に慌てて電話を掛けて 「ねぇ、すー☆さんから手紙が来たんだけど、かなわ君って誰?」って訊いたんだとさ(^。^) 共通の友人は「かなわ君」の意味が解らずに、かなり長いこと電話で話して手紙の文面の前後から「かなわ君」じゃなくて「金輪際」だという事に思い至って「金輪際」の意味を教えてあげたのだそうだ(笑) ちなみに「金輪際」は人の名前で、姓が「金輪(かなわ)」で、名が「際」だと思ったんだってさ!どんなんや!(^。^) だから「金輪際」を知らない馬鹿でもアラビア語は話せるから、きっと簡単だ!って勝手な思いを僕は持ってるんよね(^。^) ってのは、くだらない余談だけど、 『Rの刻印』の本の中に 「岸がアラビア語をしゃべる」という事を見つけられてない今の時点では、まだ岸を容疑者から外せないな。 でね、謎解き素人の僕はこの事で思ったんだけど、アリバイを考えるよりも、論理矛盾を考えるってことにこそ謎解きの醍醐味ってあるんだろうな...。 で、さらに思ったんだけど、僕は名探偵にはなれないな...(>_<) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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