テーマ:本のある暮らし(3284)
カテゴリ:ミステリー
最初に書いとくけど、この記事は答えが間違った僕の負け犬の遠吠えなんで、名探偵にならはった方々は読まないか或いは”何をほざいとるんだ!”って笑ってやってくださいね(^_-)-☆
なんせ、多分全逮捕状の8割ぐらいは犯人を当ててると思うし、極々少数のこんな負け犬の遠吠えを読んでも面白くもなんともないだろうから…。 「解決編」が届いてから1日たって、どうしてこんなに違和感というかモヤモヤ感みたいな物がふつふつと湧いてくるのかが分かってきた。 これね、1月の15日に締め切りがあって、「解決編」が発送されたのは3月10日だったと思うんだよね。 3月上旬発送ということだったから、嘘はつけないからギリの10日の発送になってしまったんだと思う。 「解決編」が届いたのは11日の方と12日の方がいらっしゃることから、おそらく10日の夜の発送になってしまったのに違いない。 何故、こんなギリギリになったの? その理由として考えられるのは、原稿のあがりが遅れたからだと思う。 例えば、「解決編」の中に名探偵賞を受賞された方のお名前が書かれてたりするのなら、受賞者の選考に一ヶ月かかるとかしてそれからゲラアップして印刷製本という過程があってギリになるっても考えられるけど「解決編」には事件の真相が書いてあるだけだったもんね。 それだったら、僕は、「逮捕状」の締切日には「解決編」を発送するってのがフェアだと思うんよ。 つまりね、すべての「逮捕状」を吟味して、その内容にしたがって、回答者が気がついた本の中の記述と「解決編」とのあいだに論理矛盾がないように後付けで「解決編」を書くのはアンフェアだと思うんだ。 極論すれば「逮捕状」の内容から犯人まで変えてしまうってことも可能なんだよね。 逮捕状だけではなくてネット上で知りえた情報も、くまなく吟味していたんじゃないかと思えるふしもある。 あの3月20日午後7時のアリバイ表との矛盾は何だったの? あれを作者さんのミスとして気にしなかった人が真犯人にたどり着くようになってたの? そんなミスリードってありなの? 新手のミスリード…? 3月20日午後7時のことは一応「解決編」で説明をされてたよね。 「解決編52p」に榎田が辰平に『それでお前、マンションに一度引き返したのか~』って言ったのが書いてあったけど、それって作者さんから僕へのピンポイントの”言い訳”じゃないかと思ったよ。 僕は『Rの刻印』―栗山犯人説―に『辰平は途中で分かれてマンションに引き返したと考えられる』と書いた。 同じ「解決編52p」に麻子の説明もしてあったけど、僕が書いた「下駄履きマンション」とは違ったけど「マンションの近くのレストラン」としてた。 ここで『15分くらい席を外した』としてる。 だけど”15分くらいでは犯行は可能でない”と断言してるよね。 さらに”2時間以上のまとまった時間が必要だ”なんてことも何故か断言してる。 だけど、もしもホテルラムセスの近くなら”15分の席外しを3回すれば昇平の拉致は可能!”だよ。 つまりね、あの3月20日午後7時の矛盾は作者さんのミスで、必死に取り繕ったのが「解答編」だと考えたとしたら「解答編」の内容を無理なく理解できるんだ。 「解決編50p」に書いてある榎田と輪島のアリバイについても、 『伊野部を自室に呼び船室のトリックを仕掛けるのには最低1時間必要』となってる。 誰が1時間かかるって決めたの? じゃあ50分ならアリバイ表との整合性はあるの? ここの説明、僕には意味不明!(>_<) このことも、僕が提唱して『Rの刻印』―栗山犯人説―に書いた『アリバイ表を正しく読む文法』があるから、単に『アリバイがある』では逃げられなくて、こんな意味不明の説明になってしまったのじゃぁないのかな…。 結局、あらゆる部分で『3月20日午後7時のアリバイ表との矛盾』がネックになってしまって苦しい説明に終始してるように思う。 『解決編』を発送するまでふた月近くあるから、ミスをミスと認めないで誤魔化すこともできるんだよね。 ただ、その誤魔化しの無理のない構築に時間を要してギリの発送になってしまったんだろうな。 僕はね、犯人なんか誰でもよかったんよ! ただ、もっともっとすっきりした”なぉるほどぉ~~!!”って何度も大声を出してしまいそうな『解決編』を期待してたのになぁ…(^_^;) 多分ネット上で仕入れたのだと思うけど、正解ではないいろんな「NILE R」を『解決編』で開示する必要もないと思う。 そんな事にページを割くのなら本編の中の解説をもっと細かにやってほしかった。 アスワンの港からアスワンロイヤルホテルまで栗山が歩いて小一時間で行けるところを、榎田と辰平はトラックでどうして8時間もかかったのか?とか… ほかにも前にいろいろ書いた、エスナ・アスワン間の道路のことや、船室の仕掛けのL字型の金具のサイズの決め方とか、仕掛けをした船室からの脱出方法とか、榎田と輪島の証言の違いの理由とか、光葉のクルーズ参加表明のタイミングの事とか、何一つ説明されてなかったし…。 『解決編』が送られてきて1日たって、気持がだいぶと変わったなぁ…。 やっぱ、これはアンフェアだと思う。 『問題編』を執筆するのと同時に『解決編』の執筆もするのがフェアな態度だと思う。 これはあくまでも単に可能性としてなくはない事として言うんだけど ”これだけ、逮捕状、その他の情報によって、読者におもねて書かれた『解決編』だったら犯人さえ違ってしまう事もありうる” 「見雲間がわざとアリバイ表に自身のことを書かないで、見雲間本人も犯人である可能性を残した」なんて、そこまで言う必要あるのかなぁ…? ほんとに、この↑のことも考えに入れた『問題編』だったと信じてる人って居るの? 安楽椅子探偵も不完全な解答ではあったけど、『解決編』が先に撮影されてるから、少なくとも回答者におもねるような『解決編』にはならないもんね。 とにかく既に作られていた『解決編』と違ってたんだから間違いとして認めるしかないもんな。 なんかねぇ…、昨日からのモヤモヤの原因なんだけど、すべての受験者の解答を見て誰からも文句の出ないように配慮して作られた模範解答を見せられたような、そんなモヤモヤ感だって気がついたんだ。 以上、負け犬の遠吠えでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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