テーマ:スノーボード(6003)
カテゴリ:スノーボード
昨日の深夜NHKでアインシュタインの眼「超人・名人・達人大集合!」って番組をやってた!
いろんな神技を持つ人たちが登場して、ハイスピードカメラなどを駆使して科学的にその神技を分析しようってものなんだ。 ザッピングしてたらインラインスケートの世界では、もうめちゃくちゃ有名な安床ブラザースが出てきたからチャンネルを変えずにそのまま見てたんだ。 その番組が「アインシュタインの眼」って番組だった。 安床ブラザースは安床栄人(やすとこえいと)さんと武士(たけし)さんの兄弟で、もう20代も半ばぐらいの歳だけど10年近く前からアメリカのXゲームで勝ちまくり、押しも押されもしないインラインの世界ではトップ2の二人なんだ。 二人ともが十代の頃からいつも二人で世界一を争ってたようなもんなんだ。
その高さの秘密は「パラメーター励振」とよばれるものなのだそうだ。 これはブランコをこぐのと同じ力学なんだって! R(底から壁に登る間の曲面の部分)を登るときの伸び上がる動作が高さを生むんだって。 なるべく最後まで伸び上がるのを我慢することによって、大きな「パラメーター励振」が得られるのだそうだ。 でね、武士さん自身の証言を聞いたときに、僕はめちゃくちゃ合点がいったんだ。 「Rを登って行く時に遠心力で体が潰されそうになるんだけど我慢して最後に伸び上がると高く飛べる」って言ったんだ。 実は僕はこの「体が潰される」という表現を始めて聞いたんだけど、人には言ったことがある。 昔岩岳スキー場の大壁にスピードを載せて進入したとき、まさしくこの体を潰されそうになったんだけど必死に耐えて、上の方で一気に開放されるように伸び上がったらとてつもなく高く飛んでしまったことがある。 あの時は上から下を見たら地面(雪面)があまりにも遠くて、心の中で”ヒエ~~!”って悲鳴をあげてしまったもんな。 ランディングした後も凄いスピードが出てるから少し下まで滑り降りて止まったんだけど心臓がバクバク言ってたのを覚えてる。 連れが二人あいついでやって来て 「すー☆さん、めちゃくちゃ高かったなぁ!」って言ってくれたから、ほんとに高かったみたいなんだ。 で、その時の感覚を”体が潰されれそうだった”って、説明したんだ。 でね、僕は”体が潰される”感覚を得るためには、ひたすら進入スピードをあげるしかないと思ってた。 僕はカービングだけは人より上手いんよね。 だから、壁に斜めに進入するときにいかにカービングをしっかりしてハイスピードで切り上がるかが勝負だとばかり思ってた。 スピードが上がれば遠心力も大きくなるから、より”体が潰される”と思ったんだ。 だけど、その後、どう頑張っても、あの時の”体が潰される”感覚を得ることが出来なくて、地面(雪面)が遠くて怖くなるほど飛べずにいたんだ。 その謎が分かったよ! スピードだけじゃなかったんだ! 「パラメーター励振」を意識して、最後まで力を溜めなきゃダメだったんだ! 安床武士さんの言葉で「パラメーター励振」の意味を知ることが出来た。 やっぱ、人のを見てるだけではなかなか分からない事ってあるよな。 科学的分析と、人が感じてる事を言葉で聞くことで始めて分かることもある。 僕の来シーズンのスノボのキーワードは「パラメーター励振」だな!! 来シーズンはパイプみたいな小さな壁じゃなくて、アホほど大きい壁のあるスキー場に出かけて行くぞ!!(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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