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2009年08月09日
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カテゴリ:理科・算数
金曜の深夜にザッピング中にNHK教育でこの番組に引っかかったんよね。

そんなだから頭の5分ほどは見れてないんだけど、とっても面白かった。

去年、やたらと沢山の日本人がノーベル賞をもらったじゃない。

これが、何年かに一人の受賞だったりしたら、どんな研究に対しての受賞なのかとか興味も持つんだけど、あんなにごろごろもらうと何だか”めんどくさい”みたいな感じになって新聞も読まなかったんよ。

僕は長年、素粒子物理とかの理科系の新しい事を知らずに過ごしてたし、あんまり興味もなかったから知っても仕方がないって気持ちもあったんだ。

だけど、この『私たちはなぜここにいるのか』を見て、

”そうだったんだぁ~!!(@_@)”って感じでびっくりしてしまった!


受賞者の一人、南部陽一郎博士は「自発的対称性の破れ」っちゅうもんを50年も前に発見した凄い人なんよ。

だいたい宇宙が出来たのも「自発的対称性の破れ」があったればこそなんよね。

それと二人の共同研究で受賞した小林誠博士と益川敏英博士は、その「自発的対称性の破れ」を説明するためにクォークが6つあることを予言したんだ。

1970年代の、その当時はまだクォークは3つしか発見されてなかったのにね。

ちなみに、僕は最近のことを何もしらないから1995年に6つ目のクォークが発見されて「小林・増川理論」が検証されてたことも知らなかった。


でね、この番組のエンディングに流れるエンドロールがめちゃくちゃオシャレだったんだよ!

エンドロールって、普通画面の下を右から左に流れるでしょ。

右下から文字が出てきて左下へ消えて行くじゃない。

ところが、この番組のエンドロールは右下から普通の文字が出てくるんだけど、それが真ん中で消えちゃうんよ。

で、左下から右向きにも文字が流れるんだけど、その文字は半分透けたような鏡文字なんだ。

つまり、右下からと左下から中央に向かって、まるで中央に鏡があるように流れて、中央でぶつかり光って消えて行くんよ。


これの意味を分かって見てた人がいるかどうか、とても気になる。

これね、真空中では常に粒子の対発生と対消滅が起こってるって事をエンドロールで表現したと思うんよ。

真空中は、何もエネルギーのない場所じゃないんよね。

そこでは粒子と反粒子が対になって発生したり、粒子と反粒子が衝突して光を放って消滅してたりするんよ。

それは、「自発的対称性の破れ」とか「小林・増川理論」が言ってることだもんね。

NHKさんオシャレだよなぁ!

でも、それに気が付いた人がいるのだろうか?

とっても気になる…。





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最終更新日  2009年08月09日 22時31分27秒
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