カテゴリ:歌
今日の夕方ザッピングで引っかかったNHKの番組なんだけど、このビートルズの番組はとても良い番組で、見始めてちょっとしたら、もう食い入るように最後まで見入ってしまったよ(^^♪
きっと、今現在もビートルズフリークといえる人たちは日本だけでも千万人単位で存在してると思うんよね。 たとえばスマップファンとかB'zファンとかに比べても、桁が一ケタか二桁くらい違うほど沢山いてると思う。 ただ、ビートルズフリークたちは僕みたいに眠ってるんよね。 ビートルズの歌を200曲歌える!みたいな人も、向かい3軒両隣の中には何人か居てるに違いないもんな。 って若い人には信じにくいことかも知れないけど、70過ぎのおばあちゃんやおじいちゃんまで年代が広がるって事を頭に入れてもらえたら少しは分かってもらえるかもね(^_-) だけど、もう40年近く前に解散してしまい、そのメンバーも2人亡くなり、今は2人しか居ないわけで、新譜が出ることもないし新しい映像を見る事も出来ないし眠っちゃうのは仕方がないんよ(^_^;) でね、本物のビートルズフリークって、ビートルズの特集番組なんかあんまり見たくない人が多いと思うんよね。 ビートルズの好き勝手な解釈なんか聞きたくないし、ビートルズの何たるかを分かってない人の言葉なんか聞きたくないもんね。 だけどね、この今日やったNHKの番組は、言葉はビートルズの4人と、それとビートルズのプロデューサーのジョージ・マーティンを含めて5人の肉声だけなんよ。 全部字幕で日本語は一言も流れなかった。 一切の憶測も無しに5人の肉声だけでビートルズの誕生から、最後のレコーディングになる「アビー・ロード」のレコーディングまでが語られてた。 たとえば「レット・イット・ビー」のレコーディングシーンに小野洋子さんの姿が映ってたけど、5人の肉声だけだから当然とは思うけど小野洋子さんの事など一言も出なかった。 ビートルズを語る時に、その音楽性にそんなに関係ない小野洋子さんの事がクローズアップされるのが僕はあんまり好きじゃないしね。 1963年から1970年までの7年間のビートルズを5人の言葉だけで表現したこの番組は、今まであったビートルズの番組の中でも珠玉の出来だと思うな(^_-) たったの1時間の尺の中で、ビートルズと共に音作りのテクノロジーが急激に進歩した事や、ビートルズ自身がその後の音楽の標準になるような新しい方法をいくつも考え出した事を、見た人はちゃんと感じられたと思う。 ビートルズの4人のほかの語り部だったプロデューサーのジョージ・マーティンという人の事を少し書くね。 この人はビートルズの楽器プレーヤーでありアレンジャーであり、創作の為のアイデアを出す人であり、ビートルズの4人が出すアイデアを現実の楽曲に作りあげる役目をしたりした凄い人なんだ。 だってビートルズの4人は楽譜が読めないし、自分たちの使う楽器以外の事は何にも知らなかったからね(^^ゞ 今では日本でも音楽プロデューサーなんて職業があるけど、当時の日本にはそんな職業すらなかった時代なんだ。 ビートルズフリークの方なら言わずもがなの話なんだけど、この番組はアルバム単位で時間が進んで行くのが心地よかった。 とにかくさぁ、ビートルズっていろんなタイプの楽曲が200曲以上もあるから、訳の分からないアルバムがいろいろ出てるでしょ! なんか古いのと新しいのとがごちゃまぜになってるようなやつ! 1963年から1970年ってたったの7年だけど、今の7年とは全然違うんよ。 ビートルズの音はアルバムごとに全然違う音楽になってるのに、そんなん無視してコンピレーションアルバムなんか出したらジョン・レノンさんも草葉の陰で泣いてるに違いないよ(>_<) でね、あのビートルズの7年間に比べたら、今って変化が少ないなぁ…、ってつくづく思うんよ。 たとえばさぁ、桑田佳祐さんが、9年前の「TSUNAMI」を、もしも今新曲として出したとして、その楽器の音やアレンジに古さを感じたりしないでしょ。 もっと古いのなら、スピッツさんが15年前の「空も飛べるはず」を今新曲として出しても、だれも”あれ?これ、古ぅ~!”っとは言わないと思うんよ。 だけど、ビートルズの1969年のアルバム「アビー・ロード」に、そのほんの5年前の1964年の「A Hard Day's Night」が入ってたりするのは絶対にあり得ないもんね!! だって楽器の音もアレンジも何もかもがまったく違ってるし、感覚が何世代も交代したぐらいに別の音楽になってしまってるもん! youtubeを載せておくね。 ↓「A Hard Day's Night」1964年 ↓「アビー・ロード」のA面の1曲目「カム・トゥゲザー」1969年 たったの1時間の駆け足のビートルズの7年間を見て、ものすごい勢いで時代が駆け抜けて行った1960年代のパワーというか人の意識のスピード感みたいなものを感じたよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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